Wednesday, September 16, 2009

日経平均のTA(テクニカル・アナリシス)

日本由来のロウソクチャートを出すのもおこがましいんですが、今日(9月16日)ダウ工業平均が今年の最高値を付けたのを見て、さて、日経平均はダウと比べてどんな状態なのかな、と興味が湧きました。通常は日経平均の数字だけを見ていますが、チャートをしみじみ見たことはこれが初めて。


チャートは週チャート、期間は3年間です。ダウ平均の同期間内の週チャートに比べると、今年3月の底値からの上昇はやや力が無い、と言わざるを得ません。ダウ平均がすでに2007年10月の最高値から今年3月の底値までのフィボナチ・リトレースメント(Fibonacci Retracement)で38.2%回復ラインを突破し、50%のラインに迫ろうか、というところなのに対し、日経平均はいまだ38.2%ライン(日経平均11000)を越えていません。

RSIの上昇傾向は崩れておらず、MACDもポジティブなのですが、どうももう一つ元気が無いように見えます。Slow Stochasticは50の線に到達(ダウはすでに越えています)したものの、やはりもう一つですね。9月17日の日経平均は今のところ1パーセント弱の上昇ですから、そう決め付けるのは早急ですね。

アメリカから見ていると、日経平均はダウ工業平均と上海株式市場の間に挟まれて、どうも動きがままならないように思えます。朝はダウの結果を受けて上昇するものの、上海市場のオープンを待たないと動きが決められない、といった状況が結構あるようですね。ダウも上海も、世界の他の株式市場がどうであろうとわが道を行く、といった感がありますが、日経平均はやはり日本らしい気配りでしょうか?

もっとも上海株式市場は、とても株式市場とは思えない、TAなどやってもやるだけ無駄のような、ものすごいチャートだったのを覚えています。マカオのカジノ、といったことろでしょうか。

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