東電のTweetより:@OfficialTEPCO
東電が6月11日から行っていた換気装置による2号機建屋の換気は、空気中の放射性物質を10分の1に下げるという当初の目的をほとんどまったく達していないようですが、そこは1号機の時と同様、お構いなし。そんなところに注目している人はもうほとんどいないのでしょう。記者会見にもほとんど記者がいないという噂も聞きます。■お知らせ■本日(6/19)、福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋内の作業環境改善と二重扉の開放について発表しました。扉の開放にあたっては午後8時頃より、建屋内の放射性物質濃度を測定し外部への影響が十分に低いことを確認した上で着手します。http://twme.jp/TEPC/R
しつこく注目している私は、東電の19日の記者会見資料でこんなものを見つけました。(英語ブログに出したものなので、英語のラベルを付け足してあります。)ご覧の通り、作業員を被曝させて換気設備をつけた割には、放射性物質の量(ヨウ素、セシウム)は6月11日から大して変わっていません。
扉を開けることによって蒸気と湿気を逃がし、作業環境を整える、という説明ですが、私には、できるだけ放射性物質を含んだ建屋内の空気を外に出す、というのが主目的のような気がします。夜の、外気の温度が出来るだけ低いときに扉を開ければ、中の暑い空気が温度差でうまく外に出てくれるからです。1号機と違って建屋の天井が抜けていないので、より時間がかかるかもしれませんが。
5月の1号機の時は河野太郎議員のコメント(「大量の放射性物質が」云々)もあってちょっとした騒ぎでしたが、今回は悪なれした、というところでしょうか。ただ、2号機は、圧力制御室(Suppression Chamber)が(小)爆発で破損しており、2号機由来の汚染水も常に高濃度であることを考えると、1号機よりは危ないような気はします。まあ、危ないと言っても、原発敷地内にいる作業員にとっては、ということですが。
Follow up ありがとうございます。
ReplyDeleteもう、あれこれありすぎて、どこをどうまとめればいいのか、私も分からない状況です。
半減期が8日と短いI-131がかなり残存していること。(というより減っていない)
まだ、核分裂反応がばりばり続いているんでしょう。
でも、2号機のみ建屋が無事ですので、燃料プールの燃料取り出しは、なんとか出来るのではないかと思います。
はやく、ドライキャスクに移動してほしいです。