建屋の北東のコーナー、格納容器のコンクリート製の扉を開ける際のガイドレールの上をロボット(パックボットだと思います)がゆっくりなぞっていく中、分割された画面の左半分には線量計の線量表示画面が。
1.32シーベルト時(1320ミリシーベルト時、または132万マイクロシーベルト時)の線量が映し出されるのは3つに分けて東電が出したビデオの2つ目です。表示画面がオフ・フォーカスになっていらいらしていたら突然焦点が合い、画面を見ると放射線の測定単位が「シーベルト(Sv)」、それが見る間に1.32シーベルト時まで上がります。
このガイドレールの箇所に作業員を入れて、既に壊れている格納容器内のガスを吸いだして放射性物質をフィルターに吸着させ、浄化したガスを外部に放出する、という、まったく無意味な作業を作業員に強いようとするわけです。しかも、この1点だけが高い線量なのではなく、ガイドレールで計測した場所すべてが、3桁のミリシーベルト時、それも、ほとんどが200ミリシーベルト時以上、700,800などという数字も出ています。(詳細はこちらの東電発表でどうぞ。)
こんなところに立っているだけで靴の底から重大な被曝をしそうですね。1.32シーベルト時の線量は、床面から40センチのところで測ったものです。床上じかの線量は発表されていません。測ったのかどうか、不明。私の英語ブログに付いたコメントでは、おそらく床上で4~5シーベルト時はあるのではないか、ということです。
1.32シーベルト時の線量の場所に1分居ただけで、20ミリシーベルトを超える被曝です。そんなところに、誰を送ろうと言うのでしょうか、東電・政府は。
ロボットは、おそらく超高線量の汚泥上の物質を、レールからふき取っています。ふき取った雑巾(ウェス)の分析は、果たして東電から出るでしょうか。
(ロボットも本当に気の毒。)
以下、ビデオ第2部:
1部と3部にも興味のあるかたはこちらへ:
ビデオ第1部: http://youtu.be/ToGMN6DllQ0
ビデオ第3部: http://youtu.be/rCE2_90bOc4
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