去る11月13日に細野環境・原発大臣が福島県伊達市で除染の真似事をした報道記事を覚えてらっしゃる方もおられるかと思いますが、その折のものと思われるビデオがあります。
この除染が行われた場所は、伊達市霊山町下小国地区(旧小国村)。コメから国の暫定基準を超える1キロあたり580ベクレルと780ベクレルの放射性セシウムが検出されたのは、同じ伊達市旧小国村です。(ニュースでは、上小国なのか、下小国なのかの言及はありませんでした。)
作業前、細野大臣到着前に、元内閣原子力委員会委員長代理でNPO放射線安全フォーラムの田中俊一氏が、ボランティアの人たちに作業場の注意を与えます。
『住民の方はそんな格好してませんので。環境省、厚労省はマスクとか言ってますが、まあ、その辺は皆さんでよろしくご判断ください。』
細野大臣、『ボランティアの方々が除染の先輩。環境省のメンバーもしっかり皆さんの作業を見させていただく』(真ん中過ぎ頃)
そして、作業後。『除染が進んだなあと実感しますのは、廃棄物が増えたなあ、ということで』、と関係者の弁。核廃棄物の土嚢が増えたことが除染。
『マスクはまあ適当に、ボランティアの皆さんが除染の先輩。』そんな皆さんの被曝限度は、国の決定で年間50ミリシーベルトという、福島事故前の原発作業員のレベル。しかも、原発作業員とは違って、放射線管理もろくに行われず、保険もなく、労災もなく(なにせボランティアですから)、交通費、食費、すべて自前。(詳しくは、10月28日付けの私のポストをどうぞ。)国は金が掛からなくて大喜びでしょう。
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