その正体は、「藍藻(らんそう)」??
藍藻は「藻」と名が付いているものの、実はCyanobacteriaと呼ばれる真正細菌。全世界に広く分布しています。東北大学の鈴木三男教授、神戸大学の山内教授とも、この微生物による生体濃縮でセシウム濃度が高くなっている可能性を指摘しています。
素人の私が疑問に思ったことを順不同で羅列してみます:
アルファ線、ベータ線の線量が高いようだが、アルファ、ベータ核種の同定は行う予定があるのかどうか?
藍藻はそれこそあらゆるところに存在するが、これがセシウムを濃縮しているのは南相馬市だけなのか?福島の他の市町村では同様の物質が発見されていないのか?
発見されていないとしたら、なぜ南相馬市だけが特別なのか?
このような高線量の物質が遍在する場所を高圧洗浄機その他の機器を使って除染などして安全なのか?
黒い物質と藍藻は別々に存在していたのではないか?黒い物質が吹き溜まったところに水が滞って藍藻が育った、ということではないのか?
最初にこの物質の写真を見たのは「消えない夜」というブログでした。黒い、非常に細かい砂のように見えました。
私は南相馬市でも「除染」に使っているタイプの高圧洗浄機を使ってコンクリ、アスファルト、家の外壁を洗浄したことがありますが、あれは「洗浄」というよりコンクリ、アスファルト表面を水圧でこそげ取るのです。高圧で洗浄した後に水圧を下げて表面に水を流すと、表面の土ぼこりなどの汚れのほかに、コンクリ、アスファルトが削られて出来た細かい粒子が流れていくのが見えます。目の粗いアスファルトは水圧を高くしすぎると表面が吹き飛んでしまいます。家の外壁も同じで、外壁が木の場合、水圧に注意しないと木目に沿って削れてしまいます。要するに、水を使った「研磨」なのです。
報道ステーションでも、「南相馬だけじゃないかもしれない、他の場所でも発見されているのかもしれない」と言っていましたが、発見されたという話は聞きません。もっとも、群馬大の早川先生などは、線量がある程度高い場所の土壌を1ミリ削ればあんなものだ、といってらっしゃったツイートがあった気がします。
ただ、早川先生のおっしゃるとおりだとしても、なぜ南相馬市であのように吹き溜まっているのかの説明は付きません。
東京で黒い粉の放射能を測ってみた
ReplyDeletehttp://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-818.html
東京にもあります。話題にされていないだけで、探せば方々にあると思いますよ。
南相馬市での記者会見での様子が動画でアップされています。
ReplyDeletehttp://youtu.be/VBFop0rffq8
ここではα、β、γ線の線量が具体的に述べられていますが、マスコミは報道していません。残念ながら「幻」に終わっているようです。