Friday, November 13, 2009

セルビアの市民「H1N1退治にはにんにくが一番」

政府の関係省庁、医者の渋い顔を尻目に、セルビアの市民はH1N1インフルエンザの予防ににんにくを買いまくっているようです。政府の勧めるワクチン接種(セルビア政府はスイスのノヴァーチス社のワクチンを購入)よりも、何世紀も行ってきた自然療法の方がよほど信頼されているようで、首都ベルグラードの青空市場でもにんにくが品切れ状態、価格が高騰している、とAP通信のニュースです。

Swine flu causes surge of garlic sales in Serbia
(Dusan Stojanovic, 11/13/09 AP via Google)

記事の中に、ベルグラードのシニアの名言(迷言?)がありました。「ワクチンで余計具合が悪くなるかもしれない。にんにくなら、息が臭くなるだけですむ。」セルビアの人々はにんにくを生でかじっているらしく、街頭、公共の場所はにんにくのにおいで充満しているとのこと。

にんにくは古来から各種疾患、疾病(消化不良、感染症、高血圧、心臓病、ガンなどなど)の予防および治療に使われてきました。古代ローマの軍隊は進軍した先々でにんにくを植え、兵士の治療に使っていました。また、セルビアのようなバルカン半島深部では、「吸血鬼退治」にも使われてきました。(Bill Sardi氏の数年前の記事をご参照。)

今回のにんにく人気の裏には、セルビアでこの夏行われた2つの音楽祭があるようです。7月に行われたある音楽祭で、そこに集まってビールを飲んで大麻をやって騒いでいた若い観客の中からセルビア初のH1N1インフルエンザのケースが発生。ところが、同じく多く人の集まった別の音楽祭では、にんにくのたっぷり入った肉料理を食べ、セルビアの伝統的なアルコール飲料(梅酒の一種)を飲んでいた観客は一人としてH1N1に罹患しなかった、さて、これはにんにくに違いない!ということのようです。(梅酒かもしれないでしょうに、と私は思いますが…。)

私はセルビア人(というかユーゴスラビア人(クロアチア人とセルビア人の混血))の友人がいますが、彼が代表的だとすると、バルカン半島の人々はまず頑固でしょう。特に政府の言うことなど鼻にもひっかけないで(大体政府をまるで信用していない)、信ずる我が道を行く、といったところですかね。

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