ヨウ素を含んだうがい薬や消毒薬を飲めば安定ヨウ素剤の代わりになる、などというデマが日本でも色々ネットで出まわって、政府、メディアが必死にデマを打ち消そうとしているようですね。
これは明らかにデマですが、副作用が馬鹿にならない安定ヨウ素剤(Potasium Iodide、ヨウ化カリウム;化学記号KI)を服用しなくても放射性ヨウ素の体内摂取は防げる、と、アメリカの専門家が書いています。ご参考まで。
Iodine for Radioactive Fallout (ドナルド・ミラー、2011年3月19日、Lewrockwell.com)
この中で面白いのは、このミラー氏(お医者さんでもあります)によると、日本人はもともと通常時のヨウ素の摂取量が他の国民に比べて格段に高いため、多分安定ヨウ素剤などを飲む必要はないだろう、と言っている箇所です。ヨウ素を大量に含んだ海草を一人毎日平均14.5グラム食べている日本人は、放射性ヨウ素を防げるだけのヨウ素がすでに体内にしっかり入っている、ということです。
また、別の研究で読んだことがありますが、日本で栽培される野菜、果物は外国で栽培される野菜、果物に比べてヨウ素の含有量が多いのだそうです。長年手入れしてきた土がものをいうんですね。
もうひとつ、ヨウ素のはいった消毒剤(2パーセント溶液)にもちゃんと使い道があるのです。日本のインターネットのデマのように飲むのではなくて、塗るのです。
ミラー氏は、ヨウ素消毒液(うがい薬でもいいかも)をおなかに10x20センチ角の面積で(かなり大きいですが)塗れば、安定ヨウ素剤(KI)を飲むのとほぼ同じ効果が得られる、といっています。この方法で放射性ヨウ素の体内摂取は95から99パーセントブロックできる、としています。しかも、ヨウ素を塗る方法は安定ヨウ素剤を飲むのに比べて副作用は殆どなし。
ヨウ素入りの消毒液、うがい薬、飲んではいけません。塗るのです。
ちなみに21日、東電が福島第一発電所の空気を分析した結果を遅ればせながら公表しました。核分裂によって出来る物質で、これで核燃料の損傷が確実になった、と朝日新聞が報道しています。
はじめまして、ぽんのんのといいます
ReplyDeleteリンクさせていただきました
よろしくお願いいたします
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
ReplyDeleteヨウ素を体表面に塗ることで、体内摂取が防げる、というのが、まるで冗談に聞こえ、仕組みが全く理解できません。英語の原文を読んでも理解できる能力がありませんので、そこのところをもう少し詳しく解説していただけたら、と願います。ちなみに地震直後から現在まで、避難を続けてまいりましたが、このほど神奈川県に戻るものです。
ReplyDelete@Anonymousさん、ヨウ素は皮膚から吸収できるのです。ヨウ素が不足しているかどうかを調べる簡単な方法としてよく使われるのが、2センチ角ほどの範囲に、内腕とかおなかとか、あまり日光にさらされていないところにヨウ素入りの消毒剤を寝る前に塗ってみる。よく乾いてからパジャマなど着てください。もしヨウ素が足りないと、体は塗ってあったヨウ素を取り込み、朝起きたときには塗ったヨウ素が消えています。
ReplyDelete安定ヨウ素剤は福島の事故がおきた時点で国内にわずか20数万人分しかなかったそうですので、また万が一がおきたとき、国や自治体が配ってくれるのを待っていてもまあだめでしょう。でも、ヨウ素入りの消毒剤ならいつでも用意できます。
安定ヨウ素を体内に入れておく理由は、もう一つのポストで書いたとおり、放射性ヨウ素が入り込めないようにするためです。人間の体は、放射性のヨウ素と通常の安全なヨウ素の区別が付かないのだそうで、そこにヨウ素があれば放射性だろうと何だろうと取り込んでしまう。
神奈川もホットスポットがありますから、くれぐれもお気をつけてください。
ちなみに、セシウムの除去にはBentonite Clay、ゼオライト、活性炭の服用が効果があるそうです。
はじめまして
ReplyDeletefairiesと申します。
日本では、多くの方が、あまりにも放射能に無関心すぎます。
「知ったところでどうしようもない」
と言うことなのでしょうか?
私は、原発と同時期に
たまたま、乳酸菌加熱死菌体に出会っており、
腸内環境を整えようと摂り始めていましたが、
最近になって、この乳酸菌加熱死菌体が
放射能による消化管の損傷が大幅に減少(大津赤十字病院)と防護効果を知りました。
皆さんも関心を持って
自分なりの「いいもの・いいこと」
探して下さい。
今後数年先の、人体の変化に恐怖感を感じます。