Friday, September 16, 2011

ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場、日本公演に放射線専門家を同行

ドイツ・ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場(Bayerische Staatsoper)の日本公演に来る予定だった団員のうち4分の1の100人が福島原発事故の放射能汚染を理由に日本に来日を拒否した話はご存知かと思いますが、私の英語ブログのドイツ在住読者の方によると、
  • 歌劇場は来日に当たって放射線専門家を同行し、歌劇場の滞日期間中放射能レベルをモニターする

  • 飲み水を全てドイツから持ってゆく

とミュンヘンの新聞が報道している、とのことです。(私は確認を取っていませんので、「風評」と聞いてくださって結構です。)

ドイツ、特に南のバイエルン地方は、チェルノブイリ事故でかなりの汚染を受けました。25年経った今でも、きのこ、いのししからは高い濃度の放射性セシウムが検出されています。

それでも、ドイツ人は気にしすぎだ、ヒステリーだ、と思う人、言う人はいるのでしょう。(歌劇団の団員の多くはドイツ人ではありませんが。)

個人的には、水より食べ物の心配をしたほうがよいと思います。日本の主催者に、責任を持って確実に安全と分かっている食材を提供させて滞在するホテルの調理に回すとか。(ホテルがそれを流用しないとは保証できないでしょうが。)

日本公演は東京と、放射能汚染牛を幼稚園児にまで出していた横浜市です。

しかし、日本のオペラファンには申し訳ありませんが、いくら招聘は福島事故以前だったろうとはいえ、そこまでして来日させてワグナーを鑑賞する必要はあるのでしょうか。さすがドイツは律儀だとは思いますが。

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