Friday, September 16, 2011

民主党前原誠司政調会長:「住宅エコポイント制度」を被災地材木の販売に活用を検討

国、県、村を挙げて2000億円かけて除染を行う予定らしい飯舘村。そこからから福島市に避難した村人を訪ねた前原氏が村人との対話で語った、と産経新聞の9月17日付け記事。

飯舘村の産業の大きな割合を占めるのは、林業です。飯舘村には、ヨウ素セシウムだけでなく、プルトニウムに崩壊するネプツニウムが大量に降っていた、という未発表の研究がある、とのこと。そこの木を伐採して製材し、エコポイントをつけて住宅建築に...使わせるんですか?

(エコポイントとかいう制度は「省エネ」のために金を使うともらえるポイントじゃなかったですか?被災地の木材がなんでこれにあてはまるんでしょう?)

産経新聞9月17日付け記事

民主党の前原誠司政調会長は17日午前、福島市を訪れ、東京電力福島第1原発事故で避難した福島県飯舘村の住民が暮らす仮設住宅を視察した。住民との対話で前原氏は、原発事故に絡む不適切な発言で辞任した鉢呂吉雄前経済産業相について「皆さんの気持ちを踏みにじった。与党の一員として心からおわび申し上げたい」と謝罪した。

 視察は、東日本大震災の本格的な復興予算となる平成23年度第3次補正予算案に被災地の要望を盛り込むのが目的で、前原氏は住民から要望が相次いだ放射性物質の除染作業の迅速化に関して「3次補正で思い切った予算を計上したい」と応じた。

 また、被災地の木材などを使って住宅を建設した場合、「住宅エコポイント制度」を活用できるよう検討していることも明らかにした。前原氏は対話後、県庁で佐藤雄平知事と会談。佐藤氏は「政府の復興基本方針がまだ形になっていない」と国の対応の遅れを指摘し、復興基金の創設を求めた。

 前原氏は午後、宮城県へ移動し、村井嘉浩知事らと会談。がれき処理状況も視察する。

飯舘村の山林を特に指して言った言葉ではないかもしれませんが、飯舘村の村民との対話で他の村の話をするとも思えず、まあ気になります。木そのものについている放射能だけでなく、木を伐採して山から下ろす作業で山の土壌、積もった落ち葉、枝などがかき乱され、放射能が空中に舞い、また農地や住宅施設などに降る、などということになったら、除染しても元の木阿弥。

(ああそうか、元の木阿弥なら、除染ビジネスは半永久的に儲かる、というわけか。)

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