ストロンチウム90: 195 ベクレル/キロ
同じサンプルからは、以前に放射性セシウムも高レベルで検出されています。
セシウム134: 29,775 ベクレル/キロ
セシウム137: 33,659 ベクレル/キロ
同位体研究所が放射性ストロンチウムの検査を開始したのは8月20日から、とのこと。(同研究所のサイト参照)それで時間に多少の開きが出たのでしょう。
同研究所では、ストロンチウムの検査は1件あたり65,000 円(税前)、検査には1週間掛かります。
ストロンチウム90とセシウム137の割合は今回のケースでは0.58%。文科省が行った福島での検査では、割合は0.1%以下から8.2%と幅広い値になっているようです。平均を出すには余りにばらつきが大きいですね。調査のサンプルを増やすしかないのですが、ストロンチウムの検査を行える研究機関は日本にどれだけあるのでしょうか?原発事故以来7ヶ月が過ぎてやっと原発付近以外の場所でのストロンチウムの検出が話題になるところを見ると、ほとんどない、が現状なのでしょうか?
横浜市は、同じマンション屋上から取った別のサンプルを使ってストロンチウムの検出を依頼中、とのことです。この別のサンプルからはセシウム合計で105600ベクレル/キロ出ていますが、横浜市からの公式発表は無かった、とのこと。(私は英文ブログに書いていましたが、情報はTwitterからでしたね、確かに。)発表が無かった理由が、マンションが「私有地」だったから、というわけの分からない理由だったそうですが、さて今回のストロンチウム90の検査結果、市は公表するでしょうか?
まあ見ものです。このニュースをブレークした岩上安身さんが記者会見に参加するのを拒否したそうですが、さてどうでるか。
ストロンチウム検出もなんのその、横浜市でも他の関東の都県の学校、幼稚園と同じく、秋の落ち葉、どんぐり拾い、サツマイモ掘り(学校によっては素手で)、落ち葉を集めて焚いて焼き芋作り、と、福島原発事故などまるでよその国で起こったことのように、まったく例年と変わらない年中行事の数々を消化しているようですね。春に放射性降下物がまだ降っているさなかに田植えをしたコメを収穫して脱穀する、という社会勉強まであります。
Extend and Pretend. いつまで続くか。
政府を潰して建て直しが必要
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