プルトニウム排出薬剤を輸入する会社はゼネラルエレクトリック（GE)の子会社だった

ゼネラルエレクトリック社（General Electric、GE）が福島第１原発のマーク１型原子炉を設計したのは皆様もご存知だと思います。おかげで、福島のみならず、日本中、世界中が大被害、大迷惑を蒙っていますが、このゼネラルエレクトリックの傘下の会社が、先に厚労省が認可を決めたプルトニウムなどの超ウラン元素の除去のための点滴薬を輸入販売する、日本メジフィジックス社なのです。

ゼネラルエレクトリック社は日本メジフィジックス社の株式の５０％を保有しているのだそうです。日本メジフィジックス社のウェブサイトにしっかり出ていました：

2004年

4月

ゼネラルエレクトリック（GE）グループによるアマシャム買収により、GEヘルスケアが株主となる

私の英語ブログの読者複数からの情報ですが、どっちに転んでもゼネラルエレクトリックが丸儲け。ちなみに、ゼネラルエレクトリックの経営最高責任者（CEO）は、格好をつけることと下手なゴルフに毎週のように出かけること以外にさほど能のなさそうなアメリカのオバマ大統領の、おともだちです。

オバマさんは、フランスのサルコジ大統領、日本の管首相とともに、福島第１原発事故もなんのその、相変わらず原発を推進し、新興諸国に売り込みを掛けていることはいうまでもありません。事故から間もない今年の４月の初旬に南米のチリを訪問したときもゼネラルエレクトリックのCEOを連れ、チリにGEの原発を売り込んだそうです。

フランスのサルコジ大統領が３月に来日してフランスのアレバの浄水設備を売り込み、オバマ大統領のおともだちの会社の傘下の会社がプルトニウム除去薬剤を輸入販売する。なにか割り切れない感があるのは気のせいでしょうか？