当ブログの読者の「ネクタリーナ」さんが、私の英語ブログの海外読者の人たちに是非知らせて欲しい、と寄せてくださった文章があります。それを英語に訳してブログに出したのですが、真っ先に付いたコメントが、「日本語ブログにこれを出せ、同じようにつらい思いをしている人を沢山知っている」、というものでした。それ以降付いたコメントも、自分も同じ経験をしている、周囲の人に言っても誰も取り合ってくれない。そして、「彼女のために、彼女と同じような人々のために、祈っている」。
ネクタリーナさんの了承を得て、原文の日本語の文章を掲載します。
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わたしは四国出身、愛知県在住の専業主婦。夫婦二人暮しです。
2011年はこれまでの人生観が一変してしまいました。
原発事故前は、趣味の物づくり・海歩きを楽しんでいました。
それが3月11日以降、まったく趣味を楽しむ気になれません。
いつまで健康で生きられるか、明日また何かが起こるのではないかと怯えているからです。
【悲しかったこと】
●価値観が同じで信頼し合い、仲の良かった夫が変わってしまった。
原発関連の話をすると、顔色が変わり険悪な雰囲気になります。
大喧嘩になった時に聞くと「知りたくない、仕事ができなくなるから」と言います。
夫は仕事を最大限の力でやる人なので、精神的に耐えられないのでしょう。
恐ろしい情報を知っても夫には話せないので、こっそり泣いて凌ぎます。
古米などの安全な食品を備蓄をしようとすると、とても嫌がります。
夫は現在流通している食品は安全だと思っているので、わたしが異常に見えるようです。
喧嘩になるのが嫌なので、食費が足りなければ自分の貯金で買うようになりました。
夫は汚染瓦礫の広域処理に賛成しています。その理由は「他県で協力しないと被災地だけ
では処理できないから」です。放射能汚染されているということは考えていないようです。
わたしはどう考えても間違っていると思うし、情けなくて涙が出ました。
夫は食べ物・飲み物を全く気にしません。
わたしは必死で食品の安全性を確認したりして調達しているので悲しいです。
●故郷の母に汚染食品の危険性を話しても、理解してもらえません。
わたしのことを「神経質すぎる、めんどくさい」と言います。
娘よりテレビを信じているので、頭が変になったと思っているようです。
●福島の友人に何度も福島を離れるよう言ったが、聞いてもらえなかった。
彼はまだ若く独身で健康なので移住可能だと思うが、故郷・家族と離れたくないとのこと。
考え方が大きく異なってしまった気がして、何を話せば良いかわからず疎遠になってしまった。
●妹のこと。
妹は結婚5年目にして、原発事故の少し前に子供が授かっていました。
妊娠中、食べ物に気をつけること・マスクをすることなど注意したかった。
でも妹は原発事故のことは全く気にしてなかったので、わたしが真実を告げることで
ショックを受けて子供に影響があるかもしれないと思い、結局言えませんでした。
本当のことを黙っている自分は卑怯者ではないか、とずっと苦しかったです。
無事に赤ちゃんが産まれたら、プレゼントしようとテディベアを買いました。
ベアに赤ちゃんを守ってくれるよう毎日お願いしました。
でも7ヶ月目でお腹の中で急に動かなくなり、死産をしなければならなくなりました。
高齢出産でもあるので、放射能が原因とは限らないということは知っています。
でも、安心して子供を産むことが出来ない国なんて絶対におかしいと思います。
その後、妹から「体が回復したので仕事に復帰した」と連絡が来ました。
過去よりも未来が大事だと思い、勇気を出して食べ物に気をつけるよう言ってみました。
それ以来、妹からの連絡は途絶えました。
母と同じようにおかしくなったと思ったのか、またはショックを受けたのかもしれません。
結局わかってもらえなかったけど、自分のしたことは後悔していません。
【うれしかったこと】
●身内・友人にひとりも理解者がなく、ひとりぼっちだったわたし。
恐ろしいニュースばかりで、事故当時は毎日ひとりで泣いているばかりでした。
よく見ていた同じ趣味のブログの中で、ひとりだけ原発の記事を書いている人がいた。
思い切って記事にコメントしたりメールしたりすると、すぐに意気投合して
その人とその友人と3人で共同で反原発ブログを立ち上げた。
原発事故後、初めての同志・仲間が出来ました。
仲間の勧めでツイッターを始め、そこでまた何人かの同志に出会った。
更に勧められてmixiを始め、またたくさんの同志に出会えた。
今はその仲間達といっしょに脱原発活動をさせてもらっています。
事故後、ネットでたくさんの同志と繋がれたことが一番うれしかったことです。
【怖いこと】
●これまでの人生で日本は安全で良い国だと信じてきました。
それが幻想だったことを知り、とてもショックを受けています。
原発事故の現状を、東電・メディアなどと共に隠蔽したり嘘で固めています。
すぐに危険を知らせれば、被曝することのなかった多くの人がいます。
いまだに福島の子供・妊婦さんは高濃度汚染地帯で暮らしています。
政府は放射能汚染された被災地の瓦礫を全国にばら撒こうとしています。
市町村の役所の人たちのほとんどは、放射能に関する知識がありません。
政府は「痛み分け」という言葉で騙して受け入れさせようとしています。
食品の放射能検査をほとんどすることもなく、全国に流通させています。
安全とする基準値が高く設定されたまま、学校給食にも使われています。
せめて産地で選ぼうとしても、偽装されていることも多いのです。
買い物に行くのが怖いです、どれが食べられる物かわからないです。
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わたしは勇気も行動力も賢い頭もないけれど、妹と産まれてこれなかった赤ちゃんのために
政府と東電に「一矢報いたい」のです。どんなに些細なことでも。
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海外の皆様へ
日本からの放射能が海を、そして世界の国々までも汚染してしまいました。
この事実を知った日本人たちは、とてもショックを受けています。
とりかえしのつかない酷いことをしてしまいました。
本当に申し訳ありません・・・。
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ネクタリーナさんはこの文にもあるとおり、ネットを通じて知り合った仲間とブログを立ち上げました。こちらです。
ネットと、東大の児玉龍彦教授のおかげで、昔からの良い言葉を再認識しました。
「得手に帆揚げて」、または「追手に帆掛けて」
何が自分の得手、追手なのか、実際このような事故でもないと発見できなかったかもしれません。
Jobs Data: A Trumped Up Jobs Report
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This is just par for the course. This is the same type of numbers that
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SCHIFF ON THE...
5 years ago
こんにちは。以前コメントさせていただいた1児の母です。
ReplyDelete理解者が居ないつらさ、よくわかります。最近では「お正月の夫の実家」問題で苦しまれた方多かったのではないでしょうか?
茨城に住む姑も放射能の事は気にしない方なので、東北野菜のおかず、”国産”牛、神奈川のお茶、お米…出されるものに恐怖を感じながら…食べました(涙)子どもにもチーズやら地元果物を与えるんです。不安を伝えたら険悪な雰囲気になり、それ以上断れませんでした。我ながら情けないです。
親の世代の無知が原発をつくり、私たちの世代の事なかれ主義がそれを増長させたのですね。すべてのツケは子ども達に行ってしまうのに。
家族にうとまれても孤独でも、母は子ども達を守らなければいけないと反省し、決意した1年のスタートとなりました。
私も同じような経験をしています。でも『自分は正しいことをしている』と確信しているので、嫌がられたらその話をしないだけで、自分は自分の信じることをやっています。耳を貸さない友人とは当たり障りのない話をしています。困ったらいつでも相談に乗ってあげたいからです。
ReplyDeleteこんな事態に至ってもまだ無関心な人、殺されていく子供たちに目を向けようとしない人とは、一緒にいなくても良いと思っています。そういう人の頭の上には瓦礫を燃やした死の灰が降ってもしかたがないと思っています。3月に私の上に降ってきたように。
最後まで目を背けることなく真実を見据え、世界がどのように終わるのか、誰が私を殺すのかを見届けてやる、それが私の日本政府と東電への復讐です。
守りたいと、」思う相手ほど、聞いてもらえずあなたと同じ思いしてます。
ReplyDelete毎日、「どう言ったら解ってもらえるんやろか?」と、思案の日々です。
>知りたくない、仕事ができなくなるから
ReplyDeleteこの言葉が日本国民の心理を物語っていると思います。
地震・津波・原発爆発・被爆・・・
全てが事実なのに認識しない所か「無かった事」にしようとする。
何故なら日本ではルーチンワークでとても幸せなルーチンライフを手に入れる事が出来たからです。
夢を捨てて命を選択出来ますか?
(笑一笑)
ネクタリーナさんのような思いをしている人は
ReplyDelete私の周辺にも大勢いる。
そうさせたのも、この国の為政者たち。
それを許したのも我々国民。
一蓮托生とばかり、「和を以て尊しと為す」とか
「痛みを分つ」とか「きずな(絆)」の下に
放射性物質まで受容することを求められる。
それを美徳とし、それに逆らう人は非情だと言われる。
政府や東電からの情報を素直に聞く限りはそうなる。
放射性物質そのものは物理であり、論理でも政治でもない。
触れれば被曝する。それを、論理や政治で言いくるめれば
「被曝しない」ことになる。それはそうしたい人の身勝手で
しかない。
公開中のドイツのドキュメンタリー映画「アンダー・コントロール」を
観たが、「アンダー・コントロール(制御下)」の対象が実は
原子力発電所の設備やシステムではなく、それを推し進める人たちで
あることがわかった。
そして、健全な民意があれば、その人たちを「アンダー・コントロール
(制御下)」に置き、原子力発電所とその技術とともに、封印することが
できるのも、この映画は示している。
ドイツは幸いであった。我が国では、不幸にも民意が操作され
「アンダー・コントロール(制御下)」に置かれている。
以上
海外に住んでいます。日本に住む実母とは原発関係の話はできません。里帰りを予定していた直前に震災&原発事故があり、里帰りを躊躇していることを告げた時、「あなたたちだけ助かってどうするのよ!」と言われました(当時、生後半年の子どもとの里帰りでした)。
ReplyDeleteそれ以来、原発の話は禁句です。事情があって、やむを得ず日本に里帰りしたのですが(震災後、半年たってから)、子どもの食事の買い物を頼んだら、東北産のものを普通に買ってきました(母には内緒で私が食べました。子どもには怖くて食べさせられませんでした)。
温度差がありすぎますし、新聞やテレビだけの報道だと大きな偏りがあります。
日本で暮らす友人とも、少し疎遠になっています。原発の不安を口にできる友人とはつながっていますが、そうではない友人は「あんたは外にいるから言えるのよ」と言われ、日本人ではなくなった。というような扱いをうけているような印象があります。
原発は、友人や家族の間もぎくしゃくさせてしまうものなのですね。とっても悲しいです。
現実をみたくない気持ちはわからないでもないですが、ほんとにこんなに黙っていていいんでしょうか?日本はどうなっていくんでしょう。とっても不安です。
オランダに本社がある会計事務所に勤めていて、事故当時ロンドンに留学していました。今はシンガポール勤務です。
Deleteご投稿を読んで、3.11当時の孤独感を思い出しました。実家は埼玉なのですが、関東の友人たちに心配のメールを送っても、余震で大変で避難どころじゃない、という感じで、、、仲の良いつもりだった友人からは、海外ではどんなニュース報道がなされているか聞かれ、正直に話し、出来るだけ助けになることを告げても、海外にいるあんたは運がいいわね呑気で、と言われ、海外の報道がおかしい、そんなのを信じるあんたは日本を思っていない、と逆に責められ、とてもショックを受けました。
原発のこととは関係ないのですが、私は、数年前に非常に患者数の少ない難病をして、今も苦しんでいて、かつ手術の後遺症が残ってしまい、信頼していた主治医も、手術件数を増やして学会に発表したかっただけのようで、それ以来どこかで人間不信気味になっていました。私が病気で苦しんでいるとき、彼女は、まあ運が悪かったのよ、というようなあっさりした態度で、重い苦しみに付き合いたくないような感じでした。その時は、病気をしたことが無いんだし、仕方ない…と苦しみながら、友達でいようと思いました。でも、今回のことで、自分が大変な状況に陥るとそんな態度の人なんだ、とわかり、縁を切りました。勝手なもので、今彼女は、食べ物やお菓子等、折角海外にいるんだから送ってよ、自分だけ楽してずるい…などと時々言ってきますが、角が立たないよう断っています。
当時、ロンドン市内のレストラン等では、フクシマから来たんじゃないだろうな、日本人は出てけ、汚染が移る、というような差別的扱いを受けたことも何度もありましたし、院の周囲には日本人がいなかったので、本当に辛かったです。
救いは、今までさ程、仲がよかったわけでもない人と、勇気を出して原発の話をしたらーー例えば関西在住の幼い子供を抱える専業主婦である大学の同級生など、それを契機に悩みを相談し合える仲になりました。
辛い状況になると本性が分かるというか…信頼できる人、そうでない人が平時よりはっきりするのかもわかりません。
また、悪気が無くても、リスク感度があまりに違う人とは深い話は出来ないな、、、と思うようになりました。。
ただ、こちらに価値観を押し付けてこなければ(例:福島さんの米を食べないなら非国民!と非難する等)、他の話題に関しては普通に話しています。。
でもどこか寂しいです。おっしゃる通り、日本という社会からはじかれた感じがしています。
ただ、上述の病気のことで、悲しいことに、孤独感に慣れてしまい、人間とは所詮孤独で自分で自分を守るしか無いんだ…なんて絶望感も持っている自分が悲しいです。
私の家は精神科の病院なので、家族も他の医者とも話すようですが、人により本当に見解に差があるようですね。。。それに、建前もあるかもしれません。福島やその近辺の出身の医師(特に実家が農家の方)の前では本音を言えないで、家庭では食べ物に気を使っているのかもしれませんし…。
そうやって考えだすと、まるで、第二次大戦中に、特攻を非難すると憲兵隊に連れて行かれたご時世に、表立っては特攻を非難できなかった環境と似ている気がします。(もちろんその時産まれていませんが…)
大変でしたね。何よりもお体を大切になさってください。日本という社会など、なんぼのものか、ぐらいの気概でがんばりましょう。
Delete「辛い状況になると本性が分かる」 私もそう思います。
それにしても、「ロンドン市内のレストラン等では、フクシマから来たんじゃないだろうな、日本人は出てけ、汚染が移る、というような差別的扱いを受けたことも何度もありました」、はひどいですね。私のいるところでは少なくとも、どこへ行っても日本人と分かると深く同情されました。今でもそうです。
(シンガポールでまたDurian食べたい。ジャックフルーツ、Satay、Black Pepper Crab...Fish Head Curry...うらやましい)
僕も基本的なスタンスは同じです。ただ起きてしまって元に戻せない事を取り立てるのもどうかと思う人がいるのも事実ですね。
ReplyDeleteこれから残りの人生ずーっと環境・食べ物注意して生きてゆけるのだろうか?海外に移住しても幸せに暮らしてゆけるのだろうか、仕事があって収入があるのだろうか。などなど。
だから流れに身を任そうと考えるのもある意味で合理的かも知れません。そしてその大きなストレスは身体に非常に悪いことも事実ですし。ただ原発を止め、廃炉にする活動はしなければいけませんね。がんばりましょう!愛知県人より
毎年お正月は実家でお寿司です。
ReplyDelete今年は心配だったので「甥姪も小さいからお嫁さんたちに確認した方が良いよ。」と母に提案してみました。
結果「ちょっとは気にしてるみたいだけど大丈夫そう」とお寿司を大量に宅配してもらってました。
あとは宮城県産牛肉のすき焼き。
私はほとんど食べませんでしたが「食べるのはノルマよ」と言われ泣きたくなりました。
夫を含め周りに気にしている人はいません。
昨日「放射能が怖いって話を誰かとしたい」と夫に言ったら笑われました。
その話を会社の友人に話したら「具体的に何を怖がってるの?気にし過ぎだよね?」と・・・
放射能の影響を避けたいという気持ちは,少しでも安全性に定評のある航空会社の飛行機に乗りたいという気持ちと同じでしょう.それでも仕方がなければ,少し危なそうでも乗らざるを得ないでしょうし,不必要なら避けたいと思うのは人情でしょう.わたしは輸入品や西日本の品物を買うようにしています.
ReplyDelete私にも放射能の話をしたら 疎遠になってしまった友人二人います。父とこの件について話すと嘲笑されるのでもうしないことにしました。東京から九州に移住して旦那の実家近くに住みはじめましたが肉魚食べないと 何でも食べろと言われます。もともとベジでミートフリーなのですが つきあいで魚は食べていました。
ReplyDeleteお寿司屋さんは カッパ巻きとおいなりさんでオッケイなのですが 鍋を囲むときには 参加しないのでわかってもらえず少し困ります。同じ釜の飯を食べることもコミュニケーションのひとつだと思いますが 危険な可能性があるものを気をつかって食べるのは 嫌です。
旦那は 東京の時は魚は危険と食べませんでしたが 九州にきて気が緩んで たくさん食べているので心配です。もともと魚好きなので 我慢出来ないようです。
「放射能のことを親しい人と語れない」と言っている時点でみんな日本独特の全体主義に加担しています。そういう人は、「放射能避ける人」と「放射能気にしない人」がこの魚を食べるかどうか議論を始めたら、きっと放射能気にしない人の側について放射能避ける人を責めると思います。
ReplyDelete「私は放射能汚染の疑いのあるものは食べない主義です」ってどうしてはっきり言えないんですか?全く理解不能です。一度宣言してしまえば楽ですよ。
I saw your post in English in my facebook. Your words are floating around Hong Kong's and Macau's Chinese Readers. Thank you very much for your sharing. We hope you guys be fine. God Bless you.
ReplyDelete☆避難指示・勧告が出てもこの有様☆
ReplyDelete東海と東南海・南海地震が同時に起きた場合に大きな被害が想定される静岡や和歌山、高知など太平洋岸の6県で、東日本大震災の発生後、大津波警報と津波警報により避難指示・勧告が出たにもかかわらず、指定場所に避難したのは対象者の2・5%(6県平均)にとどまっていたことが18日分かった。避難者数を確認した各県や市町村への共同通信の取材(4月11日時点)で判明。
6県の避難対象者は115万9655人だが、避難は2万8621人だった。指定以外の建物や高台に逃れた人もおり、実際の避難者はこれより多いとみられるが、各県の防災担当者は「低水準なのは明らかで、防災意識を高める必要がある」と指摘する。
6県はほかに愛知、三重、徳島。政府の中央防災会議は昨年4月、東海と東南海・ 南海地震が同時発生すると21府県で死者が約2万5千人に上ると想定。うち6県で約2万3400人を占める。
http://news.livedoor.com/article/detail/5497623/
余震が残る4月でも「目に見える津波」を認識した避難が2・5%では「目に見えない放射能」に対しては・・・
平和ボケした国民の何人が、正月に放射線量が上昇した事を知っているのだろうか?
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1285/2012/01/1285_010618.pdf
笑一笑
@anon 6:14AM, 人の気質はそれぞれ違いますので、誰もが宣言してすっきり出来るわけではないでしょう。まして、そうした方々が公には放射能気にしない人の側につくかどうかなど、決め付けることも出来ないでしょう。
ReplyDelete@笑一笑さん、自治体指定の避難所に行かなかった人たちを多少弁護すると、東日本大震災で指示通りの避難所に行ったおかげで津波にさらわれて亡くなったかたも大勢おられました。学校の先生が生徒を津波が遡上してくる川岸に避難誘導した小学校もありました。防災意識を高めるとともに、防災システムそのものを見直さないと安心して避難もできません。
【いま読む震災前の警告】2007年02月26日 産経新聞 東京朝刊
ReplyDelete津波警報 なぜ避難しないの… 千島列島の地震9割が勧告無視
■慣れ?危険な自己判断
避難率8・7%。千島列島を震源とする1月13日の地震の際、津波警報が発令された地域で避難勧告に従った住民は10人に1人にも満たなかった。22万人以上もの命を飲み込んだ2004年12月のスマトラ沖地震(インド洋大津波)から、まだ2年余。津波の恐ろしさを忘れたわけではないはずだ。津波から命を守るための唯一の手段を、自分の判断で放棄してしまうことは、津波多発国の住民としては無謀すぎる。(中本哲也)
≪歴史の教訓≫
「20センチ程度の津波で警報や避難勧告を出されても、逃げてばかりはいられない」と思った住民が多かったのではないか。だが、津波の場合はこうした自己判断が、命取りになる。(中略)根拠のない安心と無警戒が、津波の被害を大きくすることを過去の歴史が物語っている。(中略)500年間隔地震を例にとると、住民全体の避難意識が高ければ、犠牲者を9分の1ぐらいに減らすことができるのだ。
それでも「警報なんかで逃げてはいられない」と思えますか?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/507814/
宮城県沖地震 M7.2 津波の警報、無視して海水浴を続ける家族連れ
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/08/m72__c673.html
>arevamirpal::laprimavera様
ご指摘頂きました「防災システムの欠陥」を踏まえた上で、放射能ではなく「目に見える津波」に対する国民意識のコメントを書きました。
それは私自身が避難し移住する際に「ネクタリーナさん」と同様の悩みがあり、その原因が「危険に対する情報と意識」の違いだと思ったからです。
元日テレ報道局社会部のデスク木下黄太氏も「危険を認識し避難する」事を勧めていますが読者と温度差がある様子です。
「福島の大半の地域から、避難をしない選択は、僕からは肯定しません。あなたがどうされても貴方の自由ですが」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/m/201109
>原発事故、放射能汚染を親しい人と語れない
欲望・思惑・計画・面倒くさい・・・等々
「語れる」のは数パーセント=数人/100人
悲しいけれど、それが現実かもしれませんね。
(笑一笑)
数パーセント、そう悲観したものでもありません。1億の5パーセントで500万人、世界にはその規模の国も沢山あります。
ReplyDeleteご趣旨はよく分かります。日本は物成りの良い国で、気候もよく、災害は自分の生きているうちには来ない、と思っている人がほとんどでしょう。
今回のような、英語で言ったら統計の”Fat Tail Event"、標準偏差から5段階以上も離れたような事象に対応できる人は、どの国でも数パーセントなのかもしれません。
ただいま展開中の米国共和党の大統領選予備選で、数パーセントの人間が信じていることを根気強く回りに説いていって、10パーセントになり20パーセントになりつつある様を見ることが出来ます。まだ捨てたものではありません。ただ、日本の場合、命、健康が現在、将来にわたって脅かされているわけですから、多少なりとももう少し危機感がなくていいのかと思います。
>arevamirpal::laprimavera様
ReplyDelete危険を認識せず3月11日以前の生活に戻りつつある大衆の影で「健康被害」は確実に起こり始めています。
けいとうさぎ ~尿検査の結果から現状の実態~
http://www.keitousagi.com/
みんなのカルテ
https://sites.google.com/site/sos311home/
政府・自治体・マスコミ等が信じられない日本で我が子を守り生き延びるには、判断も行動も「自己責任」かもしれませんね。
(笑一笑)
日本人の大多数が放射能に関心がない、大丈夫と気にしないことがまともと考えているのがよく分かります。それは無知から来るものなのか。昨日の北海道の泊原発の村長が無投票当選したニュースに唖然としました。福島で起きた事の意味を理解できていないようです。目に見える事、今の事しか興味がない、救いがたい国です。北海道民にはもっと考えてほしい。北海道自体福島から遠く離れているわりに放射能汚染の程度が大きいとしっかり認識しては?といっても重要な情報が公表されていないから分からないのでしょうね。この現状を変えるのに自分に何ができるのでしょうか。
ReplyDeleteほんとうにその通りだと思いました。
ReplyDelete私も夫の態度は予想外で、また私自身も人生観が変わり、日本や社会に対する信頼感がすっかり揺らいでしまい、深い喪失感に襲われ、しばらくの間、何も手に着かない有様でした。放射能汚染が大騒ぎにならなくて、大丈夫だとの大合唱が始まったのも驚きでした。
私は事故以来、鼻血をはじめさまざまな症状が続出しました。いまだに頻繁な鼻血は続いています。それもあって、食べ物や雨に神経質になっても比較的理解が得やすいようです。もしご実家や親戚とあまりに摩擦が起きるようなら「因果関係ははっきりしないけど、不具合が起きるので食べない」と言ってみたらどうでしょう。アレルギーみたいなものだと言えば、不承不承でも納得してもらえるかもしれません。
本来は、危険な可能性があるものは排除されてしかるべきです。とはいえ、これまでも残留農薬や食品添加物、大気汚染など、危険性が認識されながら、ある程度は仕方ないとして許容されてきたのも事実です。オーガニックの野菜を食べるのは、一種のファッションで贅沢だと思われていました。本来は社会運動のはずですが。「大丈夫だ」と言って食べることを強要する人は、放射能を気にするのは農薬を気にするのと同じようなものと思っているのかもしれません。
もちろん一刻も早い脱原発を願っていますし、そのための運動に参加するつもりです。しかし、そのことと、身近な人間関係の生活で放射能のことを争点にすることは分けた方がいいと感じています。情報は相手の受容度に応じて伝えるけど、相手のことは否定しない。その上で、相手も受け入れやすい形で自分の主張はする。納得はしないけど仕方ないと思ってもらえれば、少なくとも人間関係を壊さないでこちらの考えは伝えることができる。何かのきっかけで相手の考えが変われば、きっと向こうから近づいてくるでしょう。
急には人は変わらない。遠回りでも、少しずつステップを踏んでやっていかないと仕方がないように思います。それと、いきなり知り合いでもない「福島の人が」と言われても実感が湧かない人でも、身近な人に被害が出ると、急に真剣になるようです。
息の長い闘いになると思います。あまりストレスをためず頑張って行きましょう。
こんな思いしてる人が沢山いるのだと思います。
ReplyDeleteAnonymousJanさん(7, 2012 06:14 AM)の
>>「放射能のことを親しい人と語れない」と言っている時点でみんな日本独特の全体主義に加担しています。
にも深く納得しますし、私も公言しています。
人のストレスになるのでは・・・と思いつつも方々で情報シェアせずにはいられません。
それでも「言えないけど思ってる」という人がいるだけでも私はちょっと安心します。
いつか言葉にする日がくると思うから。ご自分を守っていかれると思うから・・・
そうして、自衛していてくれれば「助け合える人」が増えるから。
そう思うと
Anonymousさん(Jan 5, 2012 10:11 PM)の
>>里帰りを躊躇していることを告げた時、「あなたたちだけ助かってどうするのよ!」と言われました
「同じ道を行くなら一緒に・・・という気持ちもよくわかりますが、一方「少なくとも子どもは逃がして!」とより強く思う私にはすごくショックでした。ご本人はもっとショックでしたでしょう。
こんな思いをしなければいけない事に悲しみや怒りで一杯になりますが、「ぶつける相手」を間違わず、猶予の許されないこの時期「わかる人」でどんどん堀を固めましょう。
この先「あぁ!やっぱりまずかったんだ!」と気づく人とすぐに手を繋げる準備をしつつ・・・。
とても魅力的な記事でした!!
ReplyDeleteまた遊びに来ます!!
ありがとうございます。。