Tuesday, July 5, 2011

福島第1原発:「作業員のミス」報道の裏にあるもの

電力会社が「作業員のミス」を説明に出すときは必ず何か裏がある、とは、「院長先生」の言です。

その通りかも、という実例が福島第1原発で作業をしているらしい方のTwitterに出ています。汚染水の配管ホースからの水漏れ報道に関して、

「装置も部品もメーカーのミスを責めれば今後、物が入らないで工程遅れるから全部作業ミスっていってるんだなぁってオイラは感じるよ」
ハッピー@Happy20790さんの7月1日のメッセージから:
この前の汚染水ホースの穴やカシメが外れたのも作業ミスじゃないと思うよ。報道は配管っていってるけど、全長のほとんどがホースで昨日のRT写真見た人はわかると思うけどオレンジ色したホースなんだ。
1 Jul

続き①:それはカナフレックスっていうんだけど原発ではよく使うホースで他の市販のに比べて多少だけど耐放射線タイプなんだ。でも外で紫外線の影響もあるし2年は保たないで劣化すると思うからいずれは配管に替えると思うけどね。

続き②:で、今現場で使ってるホース全てといっていいほどカナフレックスを使ってるんだ。全部足すと、とんでもない距離になると思うんだけどね。作ってるメーカーも多分間に合わせるのに大変できっと検査もろくに出来てないんだと思う。

続き③:だから小さな穴があったりフランジ部とホースのカシメが甘かったりするんだ。あの水漏れは作業ミスじゃなくて製品不良で、それは仕方ない責められない部分なんだ。

続き④:装置も部品もメーカーのミスを責めれば今後、物が入らないで工程遅れるから全部作業ミスっていってるんだなぁってオイラは感じるよ。他の作業員も同じように思ってるひと沢山いると思う。

続き⑤:他の会社の作業員達と「全部俺たちのせいにして、やってられねぇよなっ」ってよく話してるよ。でもこんな報道続いたら本当に辞める人出るよ。

配管ホースの不具合だけでなく、汚染水浄化装置が6月17日に運転開始されて以来のトラブルも、ほとんど全て、作業員の手違い、ミス、ということになっています。

つくづく、作業員の皆さん、放射線の高いところに行かされるロボットさんも、ご苦労様です。

(ロボットさんといえば、2号機建屋地階に下りる階段の途中で引っかかって作業員に助けられた「クインス」は、その後登場しませんが?)

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