Tuesday, March 29, 2011

福島第1原発:中部大学武田邦彦教授インタビュー『原子力保安院の嘘』

ごらんにならなかった方へ。中部大学武田邦彦教授インタビュー。いつ収録されたものかは不明。3月21日にYoutubeにアップロードされています。教授は原子力安全委員会の委員でした。

「震度6で100パーセントとはいわないが大部分が壊れる。」

「安全はほとんど関係なく作られるんですね。」

「浜岡原発は東海地震の想定震央地に建てられた」

通産省の原子力保安院の「いけいけ原発行政」が問題の根本、と教授は言っています。



いろいろ物議をかもしている教授のようですが、地球温暖化に異を唱えているだけでも物議大いにOK。地球温暖化を丸ごと信じている日本で、たいしたものです。

教授が(旭化成の)ウラン濃縮研究所の所長だったときの逸話でも分かるように、国の政治家、官僚が気にするのは自分の保身、それを、「国民の安全」に摩り替える。まあ、政治家、官僚も国民のひとりなのですから、「国民の安全」には変わりはないんですが。

「こんなのはいつでも起こってるんですよ。」
「放射能が出ていても、保安院はまったく関係ないんです。気にしないんです。自分たちに責任はないと。」

だれもが「予想外」ということでみんなが責任逃れをしている、とも。

「国民は、地震が来たら津波が来るんじゃないか、地震学者がもしかしたら間違うんじゃないか、事故があったらどうするのか、そういうことを考えているところがある、と思っている。実は、何もない。」

「20キロ半径なんてまるで意味がない。風が問題。気象庁は風の計算は出来る。予測は出来るはずだが、風は変動するから責任が不明瞭になるので、言わない。」

「福島原発あたりの風向計は壊れている」

「そのあたりに風向計、風力計を10箇所も設置してデータを取って、コンピュータでシミュレーションをかければいい」

「不完全な地震指針を通そうとするから、せめて原発付近住民にオートバイと、子供にヨウ素を配って、と言ったら、原発は安全が建前だからそういうことはやらない、といわれた」

「原子力発電所は戦艦大和。所長は大和の艦長の覚悟でやらないとだめ。サラリーマン、官僚にはできない。」

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