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Monday, March 26, 2012

がれき広域処理に反対する、ささやかな声 (ゲストポスト)

このブログで今年の1月にご紹介した、ネクタリーナさん(「原発事故、放射能汚染を親しい人と語れない」)のお友達が書かれたものです。東京から山口に避難なさって健康を取り戻したものの、山口県防府市ががれきを受け入れる意向、と知って、以下に掲載する文とほぼ同文の手紙を山口県知事宛に送ったそうです。

ネクタリーナさんと似た素直な文章で、ご自分の体験から書かれています。

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私は昨年3月11日には東京で会社員として勤務していました。
福島原発爆発で放出された大量の放射性物質は風にのって東京にもプルームとしてやってきて、3月15日と21日の雨で降り注ぎ、東京を汚染しました。

放射性物質が含まれた雨に濡れると被曝することを知らなかった私は、仕事の帰りにその雨に濡れてしまいました。右手を怪我していたのに雨に濡れたのは本当に運が悪かったと思います。

クレーターのように皮膚に穴があき、ぼこっと血が噴き出るなど、かつて経験したことのない症状がすぐにでました。そしてその後、下痢がとまらない、倦怠感、頭痛、熱が下がらない、帯状疱疹、リンパの腫れ、紫斑がでる、小さな疱疹が繰り返しできるなどの症状に悩まされました。

11月に心臓が急に痛みはじめた時は、もうこのままでは死んでしまうと避難を決意しました。

日本のどこなら安全だろうと避難先を探した時に、幼い頃住んだことがある瀬戸内海沿いなら地震も津波も少ないし、福島原発からは950kmと離れているし、海の汚染も太平洋側よりはずっと少ないだろうと思いました。

何より東京ではもう水源地が汚染されたために水道水も汚染されていて、炊事はミネラルウォーターを使いましたが、お風呂や洗濯、掃除すべてが汚染された水道水を使うしかなく、もうこの状態では東京で生活していくのは無理でした。

また汚染が少ないであろう西の食材を買いたくても、産地偽装が横行していて、不安は尽きませんでした。

だから安心できる空気や水、食材を求めて山口県に避難することを決意しました。

昨年12月に仕事を辞めて山口県に避難してきた時は、心からほっとしました。
安心して呼吸できる空気、安心して使える水道、新鮮な地元産の野菜が手に入る喜び。綺麗な海や川、優しい山口県の人たちの人情に触れて嬉しくて涙しました。

洗濯ものを外に干せる喜び、マスクなしでも外を歩ける感激、体調もこちらに来てからだいぶ回復しました。
仕事をやめて、生活基盤は失ったけれどもとにかく生きていれば、道が開ける。そのことがとても嬉しかったです。

まだ関東に残っている友人たちに、山口産のお野菜を送り、「新鮮でとても美味しい」と喜ばれています。
みんな「山口県は素晴らしいところだね。山口県に移住したい」と言ってくれています。

しかし先日、防府市が瓦礫を受け入れる意向だと新聞で知りました。
その時もうこれ以上どこに逃げればいいのか、途方に暮れて悲しい気持ちでいっぱいになりました。

この山口県の素晴らしい自然は宝物です。これを汚染させることがないよう、心からお願いいたします。
これからも綺麗な海や空、空気、食べ物を守ってください。

そして私と同じように体調不良に苦しんでいる東日本の人々が安心して移住して来られる山口県でいてください。
今関東にいる多くの友人は避難したいけれども瓦礫受け入れの動向を確かめてからと、じっとことの顛末を注目しています。

是非そういう人たちを受け入れられるよう、「瓦礫は受け入れない」と宣言していただきたいです。

どうかよろしくお願いいたします。

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放射能に対する感受性はそれこそ個人個人によって大きく違います。ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告ですらそのことを明言しており、「平均的個人」を対象とする対策にはあまり意味がない、としています。

アメリカ、ヨーロッパ在住の読者は英語ブログの方に、去年の事故の最初の頃から、「放射線の影響としか思えない健康被害が自分に出ている」というコメントを寄せてきています。最近ではそれに皮肉を利かせて、「山下教授の言うように笑っていないせいだろう」と言い、その裏に「日本人はいったい何やってるんだ?」という気持ちが怒りに変わってきつつあるのが分かります。政治家、官僚のことではありません。一般の日本市民は何やってるんだ、と言うのです。

彼らは日本が放射能に汚染された地震・津波がれきを日本中で焼却するという恐ろしい事態に対して遠方から何をすることも出来ず、何もしていない(ように海外からは見える)一般の日本人が理解不能な不可思議なものに見えるのです。危険が迫ると頭を砂に突っ込むダチョウのように、放射能汚染を見たくない、知りたくないのは日本人の勝手だが、世界にこれ以上汚染を撒き散らすのはやめてくれ、と彼らは言います。

このネクタリーナさんのお友達の文章を英語ブログでも出してみようかと思います。ちゃんと声を上げている日本人もいる証拠に。

Thursday, March 1, 2012

広域処理批判の替え歌動画 「国土の果てまでも」

ツイッターの@tsunamiwasteさんと@tautautau1976さんの合作。「修羅の果てまでも」(角田信朗)に乗せて、

原子力ムラ廃棄物ムラ
利権にゃいろいろあるけれど
がれきの処理も利権とは
細野なぜなぜ日本を壊す

震災直後の苦しむ日本
利権を狙う鬼どもが
口ずさむこの替え歌...

運べ!埋めろ! がれき燃やしとおせ!


Wednesday, February 1, 2012

東京都による宮城県女川町の津波災害がれき焼却試験結果: 女川町のがれきの方が大田区、品川区のごみより放射能汚染度が高い可能性

1月31日、東京都23区清掃一部事務組合は、大田区と品川区の清掃工場で12月中旬に行った宮城県女川町の災害がれきの焼却試験の結果を発表しました。それによると、

宮城県女川町から発生した災害廃棄物を当組合の施設で焼却処理するのに先立ち、当該廃棄物を法令及び当組合の管理基準に適合した処理ができることを確認するため試験焼却を実施しました。試験焼却において、当該廃棄物を当組合の施設でおおむね20%の混合比率で焼却した結果、別紙「災害廃棄物試験焼却評価書」のとおり、法令等に適合した処理ができました。また、ごみ焼却の状況は通常ごみ焼却時と同程度でした。

ということです。

私が注目していたのは放射能濃度。本当に「ごみ焼却の状況は通常ごみ焼却時と同程度」なのか?

何しろ、福島第1原発からの放射性物質をかぶってしまった被災地のがれきの広域焼却を推し進めることに賛成する理由として、「どうせ関東は汚染されているんだから、今更追加の放射能が出ても大差ない」、「東京の方が宮城、岩手より汚染されている、がれきを燃やせばかえって焼却炉がきれいになる」といった、ほとんど意味不明の議論をする人々が出現、ツイッター上でも、「汚染度の低いところから高いところに移すというのが原則ですが...」などと勝手に原則をつくって取りまとめようとする人まであらわれ、大いに不満に思っていたのです。(感情論をぶち上げる人はまず論外です。)

東京の汚染は宮城、岩手よりひどいのか?

燃焼試験結果を見る前に、まずこちらをご覧ください。女川町のがれきが一般ごみと混ぜて焼却される、東京23区の清掃工場の昨年12月上旬の飛灰の放射性セシウム濃度です。

一時は1万ベクレルを超えるセシウムが出ていた江戸川工場でさえ、最高時の半分程度まで飛灰の放射能は下がっています。大田区と品川区を見ると、12月上旬の試験直前の時点で、

大田区: キロ当たり2135ベクレル
品川区: キロ当たり706ベクレル

それでは、1月31日発表の燃焼試験結果、まず大田区:

がれき混合率18.8%
飛灰放射性セシウム濃度: キロ当たり2440ベクレル


12月の大田区の一般ごみを燃したあとの飛灰の放射能が2135ベクレル、この数字を使って、女川がれき100%で燃焼した場合の飛灰セシウム濃度(X、エックス)が次の式で計算できます。

X x 0.188 + 2135 x 0.812 = 2440
0.188X = 2440 - 1733.62 = 706.38
X = 3757.34

つまり、女川のがれきを大田区の12月の一般ごみと混ぜずに焼却すると、キロ当たり3757ベクレルの飛灰が生じた可能性があるのです。

大田区の焼却炉の方式は全連続燃焼式焼却炉(ストーカ炉)です。元のがれきの放射能を逆算すると、この数値を33.3(環境省が使うストーカ炉による濃縮の倍率;後述の環境省資料参照)で割って、キロ当たり112.83ベクレル。環境省が安全だと言って全国に推しているがれきの放射能レベルに合致します。

一般ごみの飛灰の放射能が2000ベクレルを超え、東京でも低くないレベルの大田区でも、飛灰から見る限り、12月時点では一般ごみは女川のがれきよりも汚染度が低いのです。

次に品川区を見てみましょう。

がれき混合率:20.0%
飛灰放射性セシウム濃度: キロ当たり1043ベクレル


大田区の場合と同様に計算すると、

0.2X = 1043 - 706 x 0.8
X = 2391

飛灰の放射濃度はキロ当たり2391ベクレル、元のがれきの放射能度を逆算すると、キロ当たり約72ベクレルになります。

飛灰の放射能が女川がれきを100%燃やした場合の想定飛灰放射能(上記の計算)よりも高い工場は、12月時点では東京23区清掃工場20工場のうち1工場、江戸川区だけです。江戸川区以外の区にとっては、女川のがれきを燃やすことで飛灰に通常より多くの放射能が発生することになります。

その江戸川区でさえ、「女川のがれきを燃やせば焼却炉がきれいになる」などという馬鹿なことはなく、通常のごみ処理に加えて女川のがれき処理が加わるわけですから、総量的には放射能が減るどころか増えるばかり。

宮城、岩手のがれきの方が東京の一般ごみよりも汚染されていない、という主張は、飛灰から計算した限りは根拠がなさそうです。

まして、このがれきを放射能汚染のはるかに少ない北海道、東北日本海側、北陸、関西、中国、四国、九州に運んで焼却して埋め立てるなど、正気の沙汰とも思えません。

ちなみに、英語ブログの欧米読者は、ごみ、がれきを焼却する、ということ自体が理解できないようで、まして放射性のごみ、がれきを通常のごみ焼却炉で燃やすと聞き、日本人は頭がどうかしているんだろう、と思っているようです。これ以上世界を汚染しないでくれ、とも言っています。もっとも、フクシマの事故や放射能汚染を気にする人々は世界でもおそらく極少数ですから、彼らも自国で変人あつかいされているような節はありますが。

とまれ、なぜ東京23区清掃一部事務組合の燃焼試験は、女川町のがれきを100%燃やして指標にしなかったのか。そうしていたら、大田区、品川区の数字より飛灰の放射能が高い値で出てしまうため、混ぜて分かりにくくした、と勘ぐれないこともありません。

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災害放射性がれきの広域処理についての問題点、考察については、@tsunamiwaste さん、@tautautau1976さんによる、随時更新中のTogetterがお勧めです。余りに膨大な情報のため、目次がしっかり付いています。こちらでどうぞ → http://togetter.com/li/239885

また、環境省ががれき受け入れを「検討」している自治体向けに作成したガイドラインはこちら。→ http://www.env.go.jp/jishin/attach/memo20120111_shori.pdf

一般用はこちら。→ http://www.env.go.jp/jishin/attach/waste_koiki_mat20111206.pdf

一般用を更に簡略化したのはこちら → http://www.env.go.jp/jishin/attach/waste_koiki_pamph.pdf

これを掲載している環境省の広域処理サイトはこちら → http://kouikishori.env.go.jp/

「検討」の意味はもう皆さんもお気づきになったと思いますが、「受け入れるための検討」なのです。

Sunday, January 29, 2012

【苦笑】環境省ががれき広域処理推進のために作成した空間放射線量マップは汚染を過小評価

文部科学省の航空機モニタリング調査結果を元に、環境省で独自に作成したという空間放射線量地図が、環境省が放射能に汚染されている災害がれきの広域処理をますます推進するために立ち上げたサイトの中に出ています。

そこで、元の文部科学省の空間放射線量地図と比べてみることにしました。文部科学省の地図は、空間線量が毎時0.1マイクロシーベルト以下の場所は濃い青、環境省の地図は、0.23マイクロシーベルト以下の場所が白色。あれ、ちょっと単位が恣意的ではありませんか?

凡例を比べると、0.5~1.0マイクロ以上は両省とも単位が一致していますが、その下は文部科学省が「0.1マイクロ以下、0.1~0.2マイクロ、0.2~0.5マイクロ」の三段階に分けているところを、環境省では「0.23マイクロ未満、0.23~0.5マイクロ」の二段階。0.23マイクロは決して低い値ではありません。この線量の場所に1年間居ると、外部被曝量が単純計算で2ミリシーベルトになります。

環境省は、0.1マイクロも0.23マイクロも一からげにして、「安全」を示すのであろう白色で地図を描いています。

環境省の地図をざっと見た人は、なんだ、福島第1原発事故は原発のせいぜい30、40キロ圏内が問題で、あとは大したことなかったじゃないか、と思うのではないでしょうか。宮城、千葉、茨城もほとんど汚染されておらず、東京、埼玉、神奈川に至ってはまっさら。

東京都が既にがれきを焼却を開始している宮城県女川町のあたりの線量も、文部科学省の地図では分かりますが環境省の地図にはまったく出てきません。宮城県北部、岩手県南部(陸前高田市など)の海岸沿いの線量も、環境省の地図では0.23マイクロ未満としか分かりません。

さすが環境省、国民をここまでなめるかなあ、と感心しました。

Thursday, January 19, 2012

福島県いわき市の一般ごみ、埼玉県で焼却され埋め立てられているらしい→(アップデート)いわき市一般ごみの焼却灰、埼玉で再焼却して再利用

(アップデート: 埋めているのか、リサイクルしているのか、両方なのか、不明。ごみ自体をどこで焼却しているのか、今ひとつ不明。)

(再度アップデート:@tsunamiwasteさんから)

によると、福島いわきの焼却炉で焼く→焼却灰を埼玉県寄居で二度焼きして再生砂にする→出荷という流れだそうです。12月末の時点で、まだストップかかってない
埋め立てではなく、なんと「再利用」でした。
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2011年3月11日以前からの契約で、現在も続いている模様。県も、埼玉環境整備センター(寄居町にある県営最終処分場)も「知らなかった」とのこと。

宮城県、岩手県の災害がれき - 主に津波によるがれきで、3月11日原発事故以来野外に保管、管理され、その間に福島第1原発事故による放射性物質が降下したため放射能汚染されたがれき - どころか、福島県内のごみが継続して県外にしっかり出ていた、現在も出続けている、ということは、驚きでした。

以下のブログポストからの抜粋でも分かるように、ごみ処理は責任があいまいになるようなシステムになってしまっているようです。

「滑川町 子どもを放射能から守る会」の、1月17日付けのポストより抜粋(強調は私です):

13日、寄居・深谷の放射能から子どもを守る会の方たちが企画する
「彩の国資源循環工場、埼玉環境センター見学会&懇親会」へ行ってきました。
瓦礫受け入れは何がどう問題なのか、あるいは問題はないのか。
事実を通して考えるために参加してきました。

寄居町内外の70名以上の人が参加し、関心の高さを示していました。

敷地は想像していたよりずっと広大でした。
施設の全体像を把握するのに時間がかかりました。

この敷地には、「彩の国資源循環工場」という民間8社のリサイクル施設と、「埼玉環境センター」という県の最終処分場が同居しています。

残念ながら今回は民間施設の工場内は見学できず、外の敷地を、長年この施設をめぐっての市民活動をされている方の説明をうけながら回って歩きました。

サッカー場として使われている広場は、埋立地跡だそうです。
(ちなみにドイツではゴミを埋めた地の上を子どもが遊ぶのはありえないそうです。)

現在埋め立て中の場所近くで、測定器3台を土の上に並べてみました。

ALOKA   0.14~0.15
Horiba     0.12
TERRA    0.19

いずれも高い値が計測されました。

ある会社が、311前からのいわき市との契約で、現在も引き続きいわき市から持ってきたゴミを燃やしているのだそうです。

それが判明したのも、市民の指摘があったからだそうで、センター側も県も把握していなかったという事実。

民間委託というのはシステムを複雑化させ、責任所在も雲の中へ。情報が隠されてしまうと思いました。

......

県知事がいくら町判断に委ねたといっても、民間企業と被災地自治体との直接契約にまで入り込めるのか?

県の設備はあくまで最終処分場である「県環境整備センター」のみ。
同じ敷地内で煙をあげている「彩の国資源循環工場」は民間8社。

責任の所在は?

また、地域には「協議会」が地区ごとに4つあるのだそうです。
市民の監視体制と話し合いの場があるのだそうですが、そこの方は来ていなかったようで、実際チェックできるのかどうかもわからない。


まさにこの民間委託を柱の一つとして、全国各地で災害がれき受け入れ、焼却、埋め立てが行われようとしています。

ポストでは民間業者は8社、とありましたが、その8社は次の通り(埼玉県「彩の国資源循環工場」ウェブサイトより):

種類概要事業者
サーマルリサイクル廃棄物から精製ガス・メタル・スラグなどに再資源化。
得られたガスを利用し発電。
オリックス資源循環(株)
(PFI事業者)
総合リサイクル20品目以上の廃棄物を受け入れ、総合リサイクルに取り組む。
肥料化、廃家電リサイクル、固形燃料製造など。 
(株)エコ計画
R P F製造リサイクル廃プラスチック処理施設と堆肥化施設を併設。
廃プラから固形燃料(R P F)、生ゴミ等から堆肥などを製造。
(株)環境サービス
生ゴミ・食品リサイクル食品残さ、刈草などの有機性廃棄物を原料に 自然発酵により堆肥を製造。食品リサイクル法100%対応。(株)アイルクリーンテック
蛍光管リサイクル蛍光管を、水銀、ガラス、金属などに再資源化。
ガラスは付加価値の高いガラス製品に再生。
(株)ウム・ヴェルト・ジャパン
建設廃棄物リサイクル建設現場、工事現場から排出される廃棄物から 再生骨材、再生土、ボードチップなどを製造。埼玉環境テック(株)
焼却灰リサイクル市町村や事業者から排出される焼却灰を原料に 路盤石などに利用される人工砂を製造。(株)埼玉ヤマゼン
汚泥等リサイクルし尿汚泥、動植物性残さなどを肥料にリサイクル。
高品位の有機質肥料を短期間で製造。
よりいコンポスト(株)

追加情報(@jerico4さんより):

いわき市の焼却灰をしているのは、この表の「埼玉ヤマゼン」だそうです。溶融炉で処分されるようで、キロ当たり1万ベクレルになっている可能性あり、とのこと。詳しくはこのブログ。

ごみ自体をどこで焼却しているのかは、今ひとつ不明。

Wednesday, December 7, 2011

宮城県女川町の災害(放射性)がれき、東京への搬出開始

もうなしくずしな訳ですね。もう抗議をする都民もいないんでしょうか。(まあ抗議をしても無駄のようですが。)

以前にもポストで出しましたが、女川町からの放射性がれきは23区と多摩地域の清掃工場で焼却されます。そして、焼却灰は埋め立てまたはエコセメントに利用されます。

がれきはすべて可燃物。東京へ向けて、仙台市内の貨物ターミナルを9日に出発、品川区と大田区の清掃工場へ運ばれてから住民説明会を形ばかり開催し、焼却。

放射性セシウムの量は1キロあたり69ベクレルだったそうです。焼却するとこれが33倍に濃縮されるとのことですから、キロ当たり2277ベクレルの放射性セシウム灰の出来上がり。低いとは言い難い数字です。

読売新聞12月7日付け記事:

宮城県女川町で7日、東日本大震災で生じたがれきを、受け入れ先の東京都に向けて搬出する作業が始まった。

 この日は町から委託された業者が、仮置き場に野積みされたがれきから、都が受け入れ対象とした木材などの可燃物を選別。放射線量測定で異常のないことを確認して、重機でコンテナに積んだ。コンテナはトラックで仙台市内の貨物ターミナルに運ばれ、9日に東京へ出発する。

 県によると、女川町には44万トン以上のがれきがあり、都が受け入れるのは約10万トン。品川区と大田区の処理施設で受け入れ、放射性物質検査などで安全性を確認した後、住民説明会を実施。来年2月から本格的に搬入を開始する。

 搬出されたがれきは東京湾の埋め立て地で最終処分する。都は2013年度末までに岩手、宮城両県から約50万トンを受け入れる方針を示している。

河北新報12月3日付け記事:

宮城県は2日、東京都が受け入れを決めた宮城県女川町の災害廃棄物の搬出作業を7日に開始すると発表した。搬出量は2013年3月まで計約10万トンを見込んでいる。

 県震災廃棄物対策課によると、分別された木くずなど試験焼却用の可燃物140トンを今月中に大田、品川両区の清掃工場に運ぶ。女川町内の仮置き場からコンテナに積み、JR貨物で輸送。10日に都内に到着する予定。

 搬出する廃棄物の放射線量検査は、同町の選別作業場で空間線量を測るほか、廃棄物を積んだコンテナごとに行う。

 町が8月に実施した検査では、木質がれきの放射性セシウム濃度は1キログラム当たり69ベクレル。焼却した場合でも、国が埋め立て処分を可能とした基準値(1キログラム当たり8000ベクレル)を下回るという。

 都は13年度末までに岩手、宮城両県のがれき計50万トンを処理する方針。既に宮古市のがれきを受け入れている。宮城県内で発生したがれきを東北6県以外で処理するのは今回が初めて。

そんなに「安全」だというなら、なぜ現地で処分しないのか、私にはまるで分かりません。

都民に残された抗議行動は、東京都から出て行くことぐらいなんでしょうか。

Thursday, November 24, 2011

東京都の宮城県女川町からのがれき受け入れ:女川町からの「別紙」資料を読むと...

民間焼却施設での焼却の可能性あり、焼却灰をエコセメント材料として使用の可能性あり。

また、民間焼却施設のスペックを見ると、岩手のがれき処理を行う業者を「公募」したときの条件と同じです。

  1. 産業廃棄物処分業の許可業者

  2. 処理能力100t/日以上

  3. バグフィルター及び湿式排ガス処理装置又は活性炭等吹込装置あり

  4. 処分業者名は選定前に区市町村に情報提供、選定時に公表

2番目の条件を満たすのは、ただ一社。例の東電の子会社、東京臨海リサイクルパワーです。

東京都環境局の報道資料に添付してある、女川町からの「別紙」は以下の通り。

1日100トン以上の焼却焼却処理能力を持つ民間業者はもう一つあるのですが(品川区のシンシア)、詳細を見ると、130トンの処理能力の半分の65トンは「廃油(揮発性、灯油類、軽油類)、廃アルカリ(PHが12.5以上のもの)、感染性廃棄物、特定有害(ダイオキシン類を含む)」が許可能力。通常の可燃性の産業廃棄物の処理能力は65トンに過ぎません。つまり、可燃性廃棄物を一日100トン以上焼却できるのは、東電の子会社のみ。

くれぐれもお忘れなく、都民の皆さん。岩手よりもより放射能汚染されている宮城のがれきを燃やすのは、23区と多摩地域の清掃工場ですよ。都内の一般ごみ、あるいは一般産業廃棄物を焼却している、同じ清掃工場です。

東京都、宮城県女川町のがれきを23区と多摩地域の清掃工場で焼却予定

11月15日付けのブログで、私はこう書きました:

『もう一点は、なぜ特別区の区長の集まりを通すのか?宮古市のがれき処理では、都が業者4社を公募、その業者が可燃ごみを焼却する業者として「自主的」に(1つしかない選択肢から)選んだのが東電の子会社の東京臨海リサイクルパワーでした。女川町のがれき受け入れについて23区の区長に諮っている、ということは、まさか23区に送られて区の一般ごみまたは産業廃棄物焼却炉で焼却させるつもりでは、と勘ぐってしまいます。』

勘ぐりではありませんでした。我ながら優れた洞察。(って、だれでも脳細胞を使えば分かるか。ああすいません、どうも皮肉な気分なもので。)

実際、東京都は来月上旬から女川町の放射能を含むがれきを受け入れ、それを23区、多摩地域の自治体の清掃工場で焼却し、東京湾に埋め立てるのだそうです。

NHKかぶんさんのツイート:

【明日に向けて・1】宮城県女川町のがれき10万トンを東京23区と多摩地域の自治体が来月上旬から再来年3月にかけて都内に運び込んでおよそ10万トンを処理する ことになりました。各自治体が運営する清掃工場で焼却処理したあと、出た灰は東京港にある都の埋め立て処分場に埋め立てます(11/24)

住民にも通さず、議会も通さず、清掃工場で放射性である可能性のあるがれきを燃やす。

東京都環境局の11月24日付けの発表は、これです。もうタイトルからして馬鹿にしてますよ。(以下全文コピー)

「宮城県の災害廃棄物の処理を受け入れます」

平成23年11月24日
環境局

 本日、宮城県女川町の災害廃棄物が、都内の清掃工場において円滑に処理できるよう相互に協力することを目的とした基本合意を特別区長会、東京都市長会、女川町、宮城県及び東京都で締結しました。
 また、宮城県、東京都及び財団法人東京都環境整備公社の3者で「災害廃棄物の処理基本協定」を締結し、宮城県から東日本大震災に伴う災害廃棄物(宮城県女川町の可燃性廃棄物)を受け入れることとしましたのでお知らせします。

1 基本合意の締結

 特別区長会と東京都市長会は、宮城県女川町の災害廃棄物を都内の清掃工場において受け入れるに当たり、円滑に処理できるよう相互に協力することを目的とした基本合意を女川町、宮城県及び東京都と締結しました。

2 処理協定の概要

 宮城県、東京都及び財団法人東京都環境整備公社の3者で「災害廃棄物の処理基本協定」を締結し、宮城県から東日本大震災に伴う災害廃棄物を受け入れることとしました。

  • 目的
    復旧・復興対策を迅速かつ円滑に遂行するため、災害廃棄物を適正処理
  • 処理
    災害廃棄物の種類、数量等は、別途、その都度定める。
  • 経費負担
    災害廃棄物の処理経費は、宮城県が負担する。
  • 協定期間
    平成23年11月24日から平成26年3月31日まで

3 宮城県から処理を依頼される災害廃棄物について

搬出場所 宮城県女川町石浜(女川町災害廃棄物破砕選別場)
災害廃棄物の種類、量 可燃性廃棄物(木くず等) 約100,000トン
搬出期間(予定) 平成23年12月から平成25年3月まで
運搬方法 鉄道貨物輸送
処分方法 主に都内清掃工場で焼却処分

4 今後のスケジュール

  • 試験焼却に係る住民説明 12月上旬
  • 都内清掃工場での試験焼却 12月中旬
  • 試験焼却結果評価公表 1月下旬
  • 住民への説明・受入開始 2月以降

※鉄道貨物輸送の際は一部、川崎市から借用する廃棄物輸送用コンテナを使用します。

※別紙1 宮城県による災害廃棄物等の放射能測定結果
※別紙2 災害廃棄物の受入処理にあたっての環境対策(宮城県女川町)(PDF形式:84KB)

問い合わせ先
環境局廃棄物対策部一般廃棄物対策課
 電話 03-5388-3581

〔参考資料〕

東京都災害廃棄物受入処理の全体スキーム

1 概要

 災害復興に向け、被災地(県)、東京都及び財団法人東京都環境整備公社(以下「公社」という。)が災害廃棄物の処理に関する協定を締結し、被災地 の災害廃棄物を都内(首都圏)に運搬し、都内自治体や民間事業者が協力して破砕・焼却等の処理を円滑に行えるシステムを構築する。

災害廃棄物受入予定量

 平成25年度までの3箇年度 約50万トンを予定

  • 災害廃棄物の種類
    可燃性廃棄物(木くず等)、廃畳、混合廃棄物、焼却灰
  • 処理方法
    リサイクル、破砕、焼却、埋立

事業スキーム

イメージ

 (平成23年の公社への運転資金貸付 約70億円、3年間で約280億円の予定)

2 事業スキームのメリット

処理自治体側(都内自治体等)

  • 災害廃棄物の性状や安全性の現地確認、受入基準に適した処理先を公社が調整
  • 国の補助金を待たず、処理費用の迅速な支払いが可能
  • 被災自治体への処理費用請求手続きを公社が対応

被災自治体側(岩手県及び宮城県)

  • 被災地から中間処理施設、最終処分場までの全ての工程を一貫して委託可能
  • 船舶や鉄道貨物などによる大量輸送により、迅速かつ効率的な運搬ができる。

この石原知事を党首として新党をつくろうという動きがあるそうです。ここまで馬鹿にされて、多くの都民、日本国民はそれでも毎日何もなかったかのように過ごす。たいしたものです。

Tuesday, November 15, 2011

東京都、宮城県女川町のがれき引き受けほぼ確実

岩手県の宮古市のがれきの時と同じく、住民の意見を聞くどころか都議会すら通すつもりもなさそうです。

毎日新聞記事によると、特別区長会なる組織が賛成しさえすれば、都は今月末にも早速宮城県と契約を結ぶ予定、とのこと。

毎日新聞11月16日付け記事:

東日本大震災:がれき、宮城・女川からも受け入れ 東京が検討

 東日本大震災で発生したがれき(災害廃棄物)の広域処理が進まない問題で、東京都と特別区長会が宮城県女川町のがれきの受け入れを検討していることが分かった。早ければ今月下旬にも正式決定する見込み。都内での受け入れが決まれば、岩手県宮古市のがれきに続き2例目となる。

 特別区長会の事務局などによると、宮城県側から10月にプラスチックなどの可燃物について打診を受け、協議してきた。被災地は処理能力を上回る廃棄物を抱えているが、放射能汚染への懸念から東北以外での広域処理は進んでおらず、事務局では「受け入れ先がなければ被災地の復興がままならない状況にあり、区民の考えを聞きながら検討したい」としている。

 特別区長会が受け入れを決めれば、都は宮城県と処理に関する協定を結ぶ方針。都は9月30日に岩手県と同様の協定を結んでおり、14年3月までの2年半に岩手、宮城両県から約50万トンの廃棄物の受け入れを表明した。【黒田阿紗子、須藤唯哉】

特別区長会事務局のコメントを見る限り、もう限りなくOKに近い検討と言えるでしょう。区民の考えを聞きながら、というくだりを読んで、思わず苦笑。九州の原発も、北海道の原発も、住民の意見を十分に聞いて建設が決定されたものでしたねえ。え?違った?あれはやらせだった?電力会社の社員が半分以上?またそんな「風評」を!

区長は確かに区民が選挙で選びましたが、だからと言って勝手に物を判断して実行してよい、ということにはならないでしょう。

更に引っかかるのは、2点。

まず、女川町から持ち込むのが可燃性プラスチックがれきである可能性。プラスチックを焼却するのに、ダイオキシンが出ない温度で燃やすために焼却炉の温度は800度以上に保たれます。ところが、放射性セシウムの気化点は671度。がれきに付着している放射性セシウムは気化する可能性があります。これが焼却炉のろ過式集塵機(バグフィルタ)で捕獲できるのか。

バグフィルタがどれだけ放射性物質を捕獲できるのかは専門家の意見が分かれるようですが、私には判断する知識はありません。バグフィルタについて、日立プラントテクノロジーの解説を見つけましたのでリンクしておきます。バグフィルタの原理と構造(日立サイト)を読む限り、これで放射性物質が捕獲できたら奇跡のように思えます。出来たら出来たで、バグフィルタをどのように処分するのでしょうか。

もう一点は、なぜ特別区の区長の集まりを通すのか?宮古市のがれき処理では、都が業者4社を公募、その業者が可燃ごみを焼却する業者として「自主的」に(1つしかない選択肢から)選んだのが東電の子会社の東京臨海リサイクルパワーでした。女川町のがれき受け入れについて23区の区長に諮っている、ということは、まさか23区に送られて区の一般ごみまたは産業廃棄物焼却炉で焼却させるつもりでは、と勘ぐってしまいます。

群馬大早川先生のマップで、女川町はここです(青丸)。


Sunday, November 6, 2011

放射性がれき処理を始めた東京都の市民への対応:「子供が放射能汚染受け入れるのも運命の1つ」「「瓦礫を燃やしても灰なんか出ないよ」「放射性物質が飛散するけど安全」

Twitterで流れている情報、また消えないうちにコピーしておきます。本当かどうかは知りません。

本当だとすると、まあこの都職員の方々は、誰が給料払っているのか、まったく忘れているか知らないかでしょう。抗議わずか数千で切れたんでしょうか?

まずはこれ。

『【東京都環境局 高橋さん】03-5388-3436 超ケンカ口調 「どんなに電話かかってきても瓦礫受け入れはやめない」「子供が放射能汚染受け入れるのも運命の1つ」「クレームの電話にしか思えない」「仕事だからあなたと話してる」自分の立場を忘れて暴言吐きまくり〜』

クレームの電話、たって、まさにクレームの電話なんですが...。

さらに、

『環境局のネモトさん(男性)も凄かったです。「瓦礫を燃やしても灰なんか出ないよ。灰ってなあに?言ってみろ」。高圧的な物言いを指摘すると、「ハーイ!ごめんなさーい!ハーイ!いいお返事でしょ!謝ってまーす!」と。レベル低すぎて悲しくなりました。』

がれき燃やして灰がでない?意味不明。

さらに、

『東京都環境局のイワナガさんという女性も酷かったです。放射性物質が飛散するけど安全。都民の代表の都議会で賛成を得ているから受け入れても問題無し。民意を問う仕組みはない。おまけに電話切られました。』

民意を問う仕組みはない。名言ですね。現状のシステムではその通り。

(しかし東京都はこれでオリンピックが誘致できるとほんとに思ってるんだろうか?)

Wednesday, November 2, 2011

岩手県宮古市の「被災(放射性)」がれき、東京到着。品川貨物ターミナルで35マイクロシーベルト時の放射線量を計測??

11月3日付けのNHKニュースによると、

宮古市から運び出されたがれきを積んだ貨物列車は、2日夜、盛岡市を出発し、3日午前7時すぎに東京・品川区の貨物ターミナル駅に到着しました。コンテナ に入ったがれきは近くの処理業者の施設に運ばれ、業者が木くずやガラスなどを燃えるものと燃えないものとに分別したり、細かく砕いたりしていました。ま た、がれきを鉛の箱の中に入れた状態で放射線量の測定が行われ、東京都が決めた目安の1時間当たり0.01マイクロシーベルトを大きく下回っていることを 確認しました。

だそうですが、鉛の箱に入れた状態で放射線測定してなんの意味があるんです?

それはともかく、実際にターミナルに行って放射線を計測したらしい方のツイートによると、

『被災地からの瓦礫到着。トラック、コンテナ周辺はすでに35マイクロシーベルト以上。場所はJR東京貨物ターミナルです。』

大田区選出の柳ヶ瀬裕文都議会議員のツイートによると、東京都はターミナルでは放射線測定をいっさいしなかった、とのことです。NHKニュースのいう、鉛の箱で遮蔽して放射線を測定したのは、柳ヶ瀬都議によると破砕処分をする大田区の高俊興業株式会社でのことのようです。

さらに、このツイートが正しいとすると、東京都は放射線測定をターミナルで行わなかっただけでなく、取材各社が自前のガイガーカウンターで測定することを禁じた、と言うのです。

粉砕処分されたがれきは、可燃物はこのブログで10月1日にお知らせした例の東電の子会社によって焼却処分、不燃物は単に東京湾に埋め立てられます。都議会にも、住民にもろくに諮らずに、なし崩しに既成事実とされてしまった東京での放射性がれき処分。

いったい、日本はどうしちゃったんでしょう。それとも昔からこんな国で、危機になって化けの皮がはがれただけ、とでもいうのでしょうか。

柳ヶ瀬都議の撮影した写真をいくつかご紹介しておきます。

まず、貨物ターミナルに到着したがれきコンテナ:



高俊興業株式会社での分別作業:



放射線計測:




Wednesday, October 19, 2011

やっぱり。岩手県のがれきを東京都で焼却処分する業者は例の東電の子会社

10月1日付けのポストで、岩手県からの災害(放射性)がれきを処分する業者を東京都が公募している件に関して、「東京都内で1日100トン以上の処理能力を持つ産業廃棄物焼却処理業者は東京電力の子会社」、とお伝えしましたが、やはり、その会社、東京臨海リサイクルパワー株式会社が燃えるがれきを扱うことになったそうです。

まず、企業名を出せないNHKニュースから。

10月20日付けNHKニュース:

東日本大震災で出た岩手県宮古市のがれきを、都内で処理することにしている東京都が、処理に当たる業者を選んだ結果、燃えるがれきについては、東京港にあるゴミの埋め立て処分場に隣接する、処理業者の施設で焼却されることになりました。

東京都は、東日本大震災の被災地で大量に出たがれきについて、被災地を支援するため、平成26年3月までの2年半にわたって受け入れ、処理することを決めています。東京都はまず、岩手県宮古市で出たがれき1000トンを、来月までに鉄道を使って都内に運び込む予定で、それに先立って、がれきの処理に当たる、都内の4つの業者を選びました。これらの業者は、がれきのうち、金属などの燃えないものについては細かく砕いたうえで、東京港にあるゴミの埋め立て処分場に埋めることにしています。一方、木くずなどの燃えるものについては、埋め立て処分場に隣接する産業廃棄物の処理業者の施設に持ち込んで焼却したうえで、最終的に埋め立て処分場に埋められることになりました。東京都は「がれきを処理する過程で、そのつど、放射線量や放射性物質を測り、安全性を確認しながら処理を進めていきたい」と話しています。

選ばれた4つの業者とは、東京都環境局の10月19日付け発表によると次の通り:

公募区分1 (建設混合廃棄物破砕処分)

番号 業者名称 所在地及び施設所在地
1 有明興業株式会社 所在地:江東区若洲二丁目8番25号
施設所在地:同上
2 株式会社リサイクル・ピア 所在地:大田区城南島三丁目4番3号
施設所在地:同上
3 高俊興業株式会社 所在地:中野区新井一丁目11番2号
施設所在地:大田区城南島三丁目2番15号


公募区分2 (廃機械・機器類破砕処分)

番号 業者名称 所在地及び施設所在地
1 有明興業株式会社 所在地:江東区若洲二丁目8番25号
施設所在地:同上
2 株式会社リーテム 所在地:千代田区外神田三丁目6番10号
施設所在地:大田区城南島三丁目2番9号
そして、

『先行事業分から発生する可燃性廃棄物の焼却施設は、募集要領に示された要件を満たした焼却施設を選定することになっています。今回は、すべての処分業者が東京臨海リサイクルパワー株式会社(江東区青海三丁目地先)を選定しました。』

何しろ、募集要件を満たす焼却施設(一日100トン以上の焼却能力を持つ施設)はここしかないんですから、ほかに選びようもありません。

この、東京電力、清水建設、その他計5社による出資の会社については、10月1日のポストを再度ご参照ください。

Sunday, October 16, 2011

環境省の災害がれき受け入れ調査:ノーと言えない地方自治体。文字通り選択肢なし

もうご覧になった方も多いと思いますが、環境省ががれき引き受けの市町村名を公表しない方針、というのにはまだ続きがあったのでした。

この、市民の抗議をかわすかのような姑息な方針だけでもとんでもないことですが、今回(10月7日付け)で環境省が全国の「関係都道府県廃棄物行政主管部」に送った事務連絡、「東日本大震災により生じた災害廃棄物の受入検討状況調査」には、受入検討状況を次のうち3つから選ぶようになっています。

A:既に受け入れを実施している
B:被災地への職員派遣や検討会議の設置等の具体的な検討を行っている
C:被災地への職員派遣や検討会議の設置等は行っていないが、受入れに向けた検討を行っている

受け入れることが前提の選択肢しかないのです。

上記のリンクには、実際の書面をスキャンした画像もアップされています。ABCの選択肢の部分はこれ:

また、原則として地方公共団体の名前は出さない、と言うのはこれ:



また、住民がうるさいようだったら環境省から専門家を派遣してくださるそうです。


何としてでも放射性がれきを全国に、という、新たな政府の「国策」、環境省が強力に推進するようです。何としても原発を全国に、という「国策」は当面頓挫かもしれませんが、政府は新しいネタには困っていないようですね。

茨城県下妻市、瓦がれきをチップ化、ガーデニングに

熱心なリサイクリング、時と場合を全く考慮していない模様。

文科省の放射能汚染マップでは下妻市はちょうど汚染を免れているかのようですが、同じように汚染を免れているはずの東京、神奈川などで高放射線量、高汚染の地域(単に地点に留まらず)が市民の計測によって発見され続けています。

下妻市は茨城県の西に突き出した格好になっている地域にありますが(下の地図の赤丸)、やはり汚染の無いはずの坂東市(下妻市の南)では、お茶から高濃度の放射性セシウム(生茶葉-乾燥した製茶ではありません-で830ベクレル)が検出されています。(今年5月、小学生に雨中の茶摘み学習をさせたところです。)

茶葉の高濃度セシウムは、やはり下妻市の南に位置する常総市からも検出されています。

瓦がれきチップ、建設資材となっているコンクリートがれきなどを下妻市が放射能測定したかどうかは記事では明記なし。

東京新聞茨城版10月15日付け記事:

下妻市は、東日本大震災で市に持ち込まれたがれきの瓦を砕いて「瓦チップ」に再資源化した。ガーデニングの資材などにも活用でき、市は「ごみ問題を考えてもらえれば」と市民に無料配布する。この取り組みは県内では初めてという。

 市生活環境課によると、市は地震発生直後の三月十四日から、旧千代川中学校跡地を災害廃棄物の仮置き場として、市民からがれきの搬入を受け入れた。八月末までにブロック塀、瓦など計六千百トンが持ち込まれた。

 瓦は当初、埋め立て処分する計画だったが「防災意識の継続になれば」と、リサイクルすることにした。

 これまで搬入された二千五百トンの瓦が破砕処理され、砂粒大から四センチの「瓦チップ」千二百六十トンに再資源化された。一方、コンクリートのブロック塀などのがれきは砕石処理し、農道などの建設資材に利用されている。がれき受け入れは、本年度いっぱい。

 市に協力して自宅前の庭に「瓦チップ」を敷き詰めた市嘱託職員鈴木栄さん(56)は「雑草が生えなくていいし、見た目も落ち着いた雰囲気で気に入りました」と話す。市民への配布は二十日から。問い合わせは、市生活環境課=電0296(43)2111=へ。 (原田拓哉)

Tuesday, October 4, 2011

東京都が岩手県宮古市のがれき引き受けを決定した根拠

災害がれき3割、残りの7割を一般ごみにして混ぜて燃やした灰の放射性物質が133ベクレル/キロだったためらしいことが東京新聞10月5日付けの記事から窺えます。

東京都の住民無視、議会無視のがれき処分協定については先日ポストでお出ししました(こことここ)。協定についての記事(産経新聞)の中には「133ベクレル」という数字は出ていますが、それが一般ごみと混ぜて燃やした結果だったとは。

東京新聞の記事は川崎市長の、被災地の放射性を帯びたがれきの川崎市での処理について、「心配する人たちの心配のタネが全然ない形で取り組んでいる」という、楽観的な、見ようによっては市民を馬鹿にしたような市長のコメントがメーンですが、その中に東京都が9月30日に岩手県と交わした協定にも触れています。(赤字強調部分)

『東日本大震災の被災地の廃棄物処理をめぐり、川崎市の阿部孝夫市長は四日の記者会見で、協力表明をした四月に市民から抗議が出たことに関連して「心配する人たちの心配のタネが全然ない形で取り組んでいる」と述べた。 (山本哲正)

 『会見では、東京都が九月末に岩手県宮古市のがれきを受け入れ都内で処分すると発表したことに関連して、報道陣から質問があり、市長は、川崎市は都 のように単独では進んでいないとしつつ「全国的に協力する第一歩になることを期待。都を核に、周辺が協力ということはあり得る」と述べた。

 『都の場合は宮古市で九月に調査し、約三割の災害廃棄物をほかのごみと混焼した焼却灰の放射性セシウム濃度が一キロ当たり一三三ベクレルだったこと が背景にある。ただ、災害廃棄物の広域処理を推進する環境省は、岩手県陸前高田市、宮古市の七月の焼却灰算定値を、多くても同四八九五ベクレルで「埋め立 て処分が可能な同八〇〇〇ベクレルを下回り、受け入れ側に焼却灰の一時保管といった負担をかけることなく、埋め立て処分ができる」と評価している。

 『川崎市の焼却灰(飛灰)は九月に最大で同一七六〇ベクレル。同環境局職員は受け入れた場合の影響について「入れてみないと分からない部分は正直ある」と語る。

 『環境政策シンクタンク「環境総合研究所」の鷹取敦調査部長は「汚染のひどさに地域差があり、被災地の廃棄物だから高度に汚染されていると一律には 言えない。宮古市の場合、都と比べて高いわけではない」としつつ、「ただ放射性セシウムが含まれていることは事実。首都圏も汚染され、ごみを燃やすことの リスクが高まっていることを認識した説明をしないと、言葉が足りない」と話している。』

放射性がれきを全国津々浦々で処理させたい環境省のデータは、宮古市のがれきの焼却灰の汚染度は4895ベクレル。東京都で測った汚染度は放射性がれきが3割で133ベクレル。全部が放射性がれきだったとして、443ベクレル。環境省のデータが最高値だったとしても、その開きは10倍以上。

調査が適当としか言いようがありません。一般ごみを混ぜていない焼却灰は測ったのか、また、別の箇所でも測ったのか。受け入れるために低い値を探した、と勘ぐりたくなるほどの、環境省データとのギャップです。

川崎市長の言う、「都を核に、周辺が協力」する体制は着々と、住民が何をほざこうと、整えられつつあるようです。

Wednesday, September 14, 2011

NHK: 石巻市雄勝町のグループ、がれきの中から集めた特産「雄勝石」をペンダントとして加工

NHKかぶんさんのTweetより。

住宅の屋根などに使われていた石巻市雄勝町の特産、「雄勝石」を地元の女性グループががれきの中から集めて加工し、ペンダントなどを作る取り組みを始めました。

被災がれき、被災松、お気持ちは分かりますが、やめておいて欲しいと個人的には思います。

石巻市雄勝町は、群馬大早川教授の地図の黒丸地点です。(丸をつけたのは私です)。

Saturday, September 10, 2011

東京新聞:楢葉町町長の関連会社、隣接の同県広野町に所有する採石場跡を7億円で売却、汚染がれき中間処理施設建設か


草野町長によると、「広野町との交渉は業者がやることで、私は関係ない」とのことです。

こういう町長さんでも、やっぱり原発事故の「被害者」として気の毒がらなくてはいけないんでしょうね。原発周辺の人っ子一人いない町を「死の町」、ゴーストタウンと的確な表現をした大臣は「被害者」の心情を逆なでする悪者だそうです。

東京新聞9月10日付け記事:

福島汚染がれき 広野町に搬入計画

福島県楢葉町の草野孝町長が関連する建設会社が、隣接の同県広野町に所有する採石場跡を、東京の不動産会社などに売却する契約を結んでいたことがわかった。不動産会社は「放射性物質に汚染されたがれきなどを搬入する計画がある」としており、汚染がれきなどの中間貯蔵施設の候補地となる可能性がある。 

 楢葉町は福島第一原発から二十キロ圏内の警戒区域に町域の大部分があり、ほぼ全町民が町外に避難している。中間貯蔵施設の福島県内設置については、佐藤雄平知事らが強い難色を示しており、波紋を広げそうだ。

 売買契約が結ばれたのは広野町の山林にある砂利採石場跡約十二万平方メートル。福島第一原発から二十六キロの緊急時避難準備区域にある。最も近い民家は約二百メートルの距離。草野町長の長男が経営する建設会社が所有していたが、ことし五月、七億円で不動産会社に売却する契約を結んだ。約百三十万立方メートルの埋め立て容量があるという。

 不動産会社は「三十キロ圏内で出たコンクリートくずなどを受け入れ、放射能を帯びたものは洗浄して埋め立て処分することを考えている」と説明。大手ゼネコンなどからは、大規模な分別施設などの計画が持ち込まれているという。

 環境省の方針では、放射性セシウム濃度が一キロ当たり八〇〇〇ベクレル以下については管理型処分場に埋め立て処分が可能。八〇〇〇ベクレルを超え一〇万ベクレル以下は水と接触しないようセメントで固めるなどしてから埋め立て、一〇万ベクレル超はコンクリート壁で囲むなどして一時保管するとしている。処分場の設置には県知事の認可などが必要。

 草野町長は「汚染されたがれきは、洗浄し安全に処理するという約束を業者としている。住民に害を及ぼすことはないはずだ。広野町との交渉は業者がやることで、私は関係ない」と話している。

 広野町の山田基星町長は「とても受け入れ難い話だ。町内のがれきですら除染処理ができていない状況で周辺市町の廃棄物を持ち込まれては大変なことになる」と反発している。

ちなみにこの町長さんは、楢葉町所在の福島第2原発の早期再稼動を訴えており、また2009年には町に核廃棄物の最終処分場を誘致する検討をなさっていた方です。

原子力と言うのは、阿片のようなものなんでしょう。

第1原発の所在地の双葉町も、7号機、8号機の誘致を積極的に進めていました。福井の敦賀市長はつい最近、民主党の小沢元代表に敦賀原発の増設を訴えたそうです。

Sunday, August 14, 2011

震災被災地のがれき焼却処分に手を上げた全国の自治体名

この方のブログに、週間AERA8月8日号に載っていた、としてリストが載っていました。

国会では、普通のがれき法案は衆院、参院とも可決、今週には、福島の放射能汚染がれきを国の責任で収集、処分できるようにする、という、民主・自民・公明三党による法案が提出され、今期国会で成立を目指すとのこと。この三党で、衆議院の議席の92パーセント、参議院の85パーセントを占めますから、賛成多数でもう成立は目に見えています。

がれき焼却に手を挙げているのは、せっかく原発の汚染が少なくて済んでいる北海道、関西、中国、四国、九州、既に汚染している東北、関東、中部、北陸の、35都道府県。要するに、列島全域です。

もちろん、全てのがれきが放射能に汚染されているとは限りません。しかし、原発から185キロ離れた陸前高田のがれきからキロ当たり最高1480ベクレルの放射性セシウムが検出されています。

(以下、バンビの独り言ブログからのリスト)

【北海道】
札幌市、函館市、根室市、標茶町、幌加内町、大空町、清里町、登別市、北十勝2町環境衛生処理組合、根室北部廃棄物処理広域連合、釧路広域連合、愛別町外 3町塵芥処理組合、大雪清掃組合、北斗市、苫小牧市、石狩市、千歳市、十勝環境複合事務組合、平取町外2町衛生施設組合、日高中部衛生施設組合、室蘭市日 鐵セメント株式会社

【秋田】
大館町エコシステム秋田、秋田市、にかほ市、仙北市、横手市、能代山本広域市町村圏組合、八郎湖周辺清掃事務組合、大仙美郷環境事業組合、湯沢雄勝広域市町村圏組合

【山形】
西村山広域行政事務組合、東根市外二市一町共立衛生処理組合、最上広域市町村圏事務組合、置賜広域行政事務組合、酒田地区広域行政組合

【群馬】
前橋市、桐生市、神流町、草津町、渋川地区広域市町村圏振興整備組合、吾妻東部衛生施設組合、西吾妻衛生施設組合、利根東部衛生施設組合、大泉町外二町清掃センター

【埼玉】
さいたま市、川越市、所沢市、飯能市、加須市、春日部市、狭山市、入間市、桶川市、坂戸市、川島町、蓮田市白岡町衛生組合、志木地区衛生組合、彩北広域清掃組合、秩父広域市町村圏組合、埼玉中部環境保全組合

【東京】
東京二十三区清掃一部事務組合+多摩市町村及び一部事務組合+1都3県産廃処理施設

【神奈川】
横浜市、川崎市、 横須賀市、藤沢市、茅ヶ崎市、逗子市、大和市、南足柄市、箱根町、厚木市、相模原市、小田原市、泰野市伊勢原市環境衛生組合、高座清掃施設組合、足柄東部清掃組合、足柄西部清掃組合

【富山】
高岡市、氷見市、射水市、富山地区広域圏事務組合、新川広域圏事務組合、砺波広域圏事務組合

【石川】
金沢市、輪島市、加賀市、七尾鹿島広域圏事務組合、羽咋郡市広域圏事務組合、白山石川広域事務組合

【山梨】
峡南衛生組合、甲府市、山中湖村、笛吹市

【岐阜】
大垣市、高山市、多治見市、中津川市、瑞浪市、山県市、下呂市、岐阜鳥羽衛生施設組合、可茂衛生施設利用組合、南濃衛生施設利用事務組合

【静岡】
伊東市、函南町、志太広域事務組合、牧之原市御前崎市広域施設組合、袋井市森町広域行政組合

【愛知】
蒲郡市、刈谷知立環境組合、尾三衛生組合、尾張東部衛生組合、稲沢市、北設広域事務組合、豊川市

【三重】
いなべ市、四日市市、鈴鹿市、亀山市、津市、鳥羽市、志摩市、尾鷲市、紀北町、熊野市、伊賀南部環境衛生組合、桑名広域清掃事業組合、伊勢広域環境組合

【滋賀】
草津市、栗東市、彦根市、中部清掃組合、湖北広域行政事務センター、大津市

【京都】
亀岡市、船井郡衛生管理組合、京都市、伊根町

【大阪】
岸和田市貝塚市清掃施設組合、吹田市、高槻市、枚方市、茨木市、岬町、柏羽藤環境事業組合、泉南清掃事務組合、泉佐野市田尻町清掃施設組合、東大阪都市清 掃施設組合、箕面市、摂津市、寝屋川市、豊中市、熊取町、堺市、四條畷市交野市清掃施設組合、泉北環境整備施設組合、池田市、門真市、大阪市

【兵庫】
神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、洲本市、芦屋市、相生市、豊岡市、加古川市、宝塚市、三木市、高砂市、三田市、加西市、篠山市、養父市、丹波 市、南あわじ市、朝来市、淡路市、播磨町、佐用町、香美町、新温泉町、揖龍保健衛生施設事務組合、中播北部行政事務組合、洲本市・南あわじ市衛生事務組 合、小野加東環境施設事務組合、くれさか環境事務組合、猪名川上流広域ごみ処理施設組合

【奈良】
大和郡山市、天理市、生駒市、田原本市、南和広域衛生組合、十津川村

【和歌山】
和歌山市、御坊広域行政事務組合、岩出市、田辺市

【鳥取】
鳥取中部ふるさと広域連合、日野町江府町日南町衛生施設組合、三光株式会社境港市

【島根】
浜田地区広域行政組合、海士市、松江市

【岡山】
岡山市、倉敷市、玉野市、新見市、備前市、真庭市、岡山県西部環境整備施設組合、岡山県井原地区清掃施設組合、総社広域環境施設組合

【広島】
広島市、福山市、呉市、尾道市、大竹市、山県郡西部衛生組合、広島中央環境衛生組合、安芸地区衛生施設管理組合、庄原市、廿日市市

【山口】
岩国市、山陽小野田市、周南地区衛生施設組合

【徳島】
徳島市、北島町、中央広域環境施設組合

【香川】
高松市

【愛媛】
西条市、内山衛生事務組合、新居浜市、株式会社イージーエス・新居浜市、オオノ開發株式会社・東温市

【高知】
香南清掃組合、高吾北広域町村事務組合、四万十町、嶺北広域行政事務組合

【福岡】
宮若市外二町じん芥処理施設組合、筑紫野・小郡・基山清掃施設組合、北九州市、八女市、糸島市、甘木朝倉三井環境施設組合、うきは市

【長崎】
県央県南広域環境組合、五島市、東彼地区保健福祉組合、長崎市

【熊本】
熊本市、大牟田・荒尾清掃施設組合、天草市、山都町、天草広域連合、水俣芦北広域行政事務組合、阿蘇広域行政事務組合

【大分】
佐伯市、豊後高田市、豊後大野市、国東市、別杵速見地域広域圏事務組合

【宮崎】
都城市、延岡市、串間市、えびの市、宮崎市

【鹿児島】
伊佐北姶良環境管理組合、南薩地区衛生管理組合、大隅肝属広域事務組合、霧島市、いちき串木野市、鹿児島市

陸前高田の松、千葉の成田山新勝寺でおたき上げ

ニュースについているコメントを見ると、陸前高田の松を結局使用中止にした京都市を非難する語調の強さにちょっと驚きます。どうせ日本中汚染されているんだから今更何を騒いでいるんだ、というコメントも。

東日本に比べたら西日本の汚染度は圧倒的に低いのです。低い場所はこれからも出来るだけ低くとどめるべきで、いくら微量でもわざわざ放射能を広げる可能性のあることをする理由などありません。

供養は気持ちではないのでしょうか?

時事通信8月15日付け記事:

東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松の一部が来月、千葉県成田市の成田山新勝寺で供養される見通しとなったことが15日、分かった。同寺の僧侶が慰霊法要で被災地を訪れた際、宗派が同じ陸前高田市の金剛寺から依頼され、受け入れを決めた。

 松は金剛寺が用意し、新勝寺の9月25日の「おたき上げ」で、願い事が書かれた札「護摩木」とともにたかれる。同寺の担当者は「震災で亡くなられたみ霊の供養が大切。表皮を削り検査もした上で送られて来るので、安全性に問題はない」と話している。 

成田山は、3箇所ある真言宗智山派の大本山の一つです。

Tuesday, August 9, 2011

陸前高田の放射性がれきと京都の送り火

今年も去年と同じだと思いたい努力、福島原発事故は起こらなかったことにしたい気持ちと、現実に検出される放射性物質は、折り合いがつくのでしょうか。

京都の五山送り火に陸前高田の薪を使う、使わないでもめているようですが、陸前高田のがれきからは放射性物質が検出されています。処分してもよい暫定基準値(キロ当り8000ベクレル)以下ですが、本来出るはずもないものです。

まず読売新聞8月10日付け記事:

「京都五山送り火」(16日)を運営する京都五山送り火連合会は、大文字以外の4山で岩手県陸前高田市の松で作った薪500本を16日の送り火で燃やすことを決め、京都市は10日、受け入れの準備を本格化させた。

 京都市にはこの日朝から電話が相次ぎ、数十件の意見が寄せられた。「なぜ1回断ったのに受け入れるのか」「経過を教えてほしい」「放射能汚染が心配」などの批判と、「被災地の思いを受け止めるとの決断を支持したい」などの評価が交じっていたという。

 市によると、11日午後3時に薪500本が市役所に届き、放射性物質がないかを検査で確認した後、市民らに震災犠牲者の冥福と被災地復興を祈るメッセージなどを書いてもらうという。

 門川大作市長は報道陣に「多くの方々にご心配をかけ、悲しい思いをさせてしまったが、五山送り火連合会の前向きな姿勢に感謝している。できれば大文字も含めた五山で一緒に参加し、復興と鎮魂を祈る場としてほしい」と話した。

そして産経新聞8月10日付け記事:

岩手県は10日、東日本大震災で生じた陸前高田市のがれきから、1キログラム当たり1480ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は埋め立てが可能とされる国の暫定基準値(1キログラム当たり8千ベクレル)を下回っており、通常通り焼却処理するとしている。

 県は6月29日から7月13日、沿岸被災地のがれきを処理する際、陸前高田市、宮古市、野田村で、がれきに含まれる紙や繊維などを調べた。

 最も高い1480ベクレルが検出されたのは7月12日に採取した陸前高田市の仮置き場に置いてある繊維。同じ場所のプラスチックから510ベクレル、わらからも177ベクレルが検出された。宮古市の木くずからは135ベクレル、野田村ではちりから33ベクレルが検出された。