東京都環境局からの6月3日付けのお知らせは、中央防波堤外側埋立処分場及び新海面処分場で、大気中の放射線量を測定した結果の報告です。
東京都は、「セメント混練りや湿潤化した」下水汚泥焼却灰、上水スラッジを、少なくとも5月の後半からこの処分場に埋め立てていたのです。東京都の下水汚泥焼却灰からは、9月9日時点のデータでキロ当たり最高2万6千ベクレルの放射性セシウムが出ています。浄水発生土からも放射性セシウムが検出されていますが、こちらのほうは5月13日の発表以降、水道局からの発表は見当たりません。
4月27日時点の検査で、江戸川の水を取水する金町浄水場の浄水土からはヨウ素131がキロ当たり2440ベクレル、放射性セシウムが6570ベクレル出ています。
中央防波堤外側埋立処分場及び新海面処分場は、こんなところです。(写真は東京都環境局のサイトより)
放射能測定結果によると、上水スラッジの埋め立て地点からは6月1日の測定で0.19~0.65マイクロシーベルト時、面白いことに、表面から10センチの地点の測定値より1メートルの地点の測定値の方が高い値を示しています。下水焼却灰埋め立て地点からは、やはり6月1日の測定で0.20~0.55マイクロシーベルト時。上水スラッジの方が空間放射線量が高くなっています。
東京市民の皆様、ご存知でしたか?
都の環境局サイトに出ている、中央防波堤外側埋立処分場及び新海面処分場での埋め立ての図です。写真と照らし合わせてご覧ください。
| ◎ No.1~No.7 | 7地点(処分場内6地点、環境局中防合同庁舎1地点) 測定高さ 地上0.5メートル、1.0メートル |
| 2箇所(下水汚泥焼却灰埋立エリア(A):8地点、上水スラッジ埋立エリア(B):7地点) 測定高さ 地上0.01メートル、0.5メートル、1.0メートル |
横浜市の場合8000ベクレル以下だからという言い訳は立つかも知れませんが、東京都の場合焼却灰の放射能は軽く8000ベクレルを超え、埋め立て地で測った空間放射線量は放射線管理区域よりも高い地点があるほど。
一体どういう思考をすればこういうことが出来るのか、とこちらが考え込んでしまいましたが、高度汚染埋立地に築地の魚市場を移そうという東京都ですから、放射性埋立地ぐらい何のことはないんでしょうか。
3月11日以前と何も変わっていない、放射能汚染は少しも深刻ではない、と示したいがための行為なのか、とも思います。それなら、堂々と市民に発表して投棄を開始すればよいと思いますが、投棄する、という報道発表は東京都環境局サイトにはありません。東京都のサイトにもありません。6月3日付けで埋め立て場所の放射線測定の発表があったきりです。