Thursday, January 26, 2012

環境省による「除染」の定義(産経新聞): がんこな汚れを落とす掃除のようなもの、基本道具はスコップやタワシ

福島第1原発事故、およびそれによって引き起こされた広範囲の放射能汚染にまつわる記事を「放射能漏れ」と括って報道し続けている産経新聞に、20キロ圏内警戒地域の除染見通しに付いての記事が載りました。

記事自体は特にここで言及する意味は余りありませんが、記事の終わりに産経新聞が付け足した、「除染」の定義があります。これは記録の価値ありとみたので、以下にコピーしておきます。

「除染」が、「放射能汚染を取り除くこと」だと思っていらした方、残念でした。チェルノブイリ事故後の旧ソ連邦とは、確かに日本は全く違います。ハイテク技術立国の日本の「除染」は、要するに手作業による「大掃除」でした。

その「大掃除」を手作業でやっている最中に、既にお二人の作業員の方がなくなっています。(伊達市、広野町)

産経新聞2012年1月25日付け記事より、最後尾:

■除染 「がんこな汚れを落とす掃除のようなもの」(環境省幹部)で、基本は人手に頼ってスコップやタワシなどで行わ れる。環境省が昨年末に公表したガイドラインによると、落ち葉など容易に除去できるものは手作業で取り除く。屋根であれば高圧洗浄機で洗い流し、玄関など コンクリート部分であればタワシやブラシでこする。放射性物質が染み込んだ草地や土壌は、スコップやショベルカーなどで表面をはぎ取る。放射能を浴びない ように防護服を着るなど作業時の服装に注意しなければならない。

2 comments:

  1. B29を竹やりで落とすぞぉっ!ってのと同じメンタリティ。1mmも進歩しないニッポンジン。

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  2. ローテク頭脳が理解出来ることしかできない。
    夢のロボット作業員もサイボーグもアンドロイドも3Dの娯楽とゲームの中だけ。
    決死隊が核ミサイルで隕石撃ち落とすのとは違う世界がこの現実だ。

    復活を夢見るご遺体を冷凍保存している会社とか、今どうしてるのかな。
    ボディを汚染できるその日まで保存など言い出すかもしれない。

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