福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)の報告書が2月28日に発表されましたが、面白いことにこれを報道したのはいわゆる大手マスコミのみ。日本記者クラブでの記者会見だったので、いわゆるフリーのジャーナリスト、記者が会見の場に入れなかった、ということなのかな、と最初は思っていましたが、この報告書を「いかにも民間のような体裁で発表した、体制側の発表に過ぎない」というようなツイートを散見し、一体この委員会の背景は何だろうとネットで簡単に検索にかかる範囲で見てみました。
まず、この委員会を設立した「民間団体」とは、日本再建イニシアティブという一般財団法人。親米保守派といわれる元朝日新聞の船橋洋一氏が理事長として発足した団体、ということで、民間とは名ばかり、という批判が出ているのでしょう。
この日本再建イニシアティブという機関でなぜか気になったのが、理事の近藤正晃ジェームスという日本人離れしたお名前の方。ウィキのリンクを辿ったら、このような記載がありました。
近藤正晃ジェームス(こんどう まさあきら ジェームス、1967年12月9日-)は日本の実業家、学者、政策立案者、社会事業家。 企業経営、政府の政策立案、社会事業の経営等の分野で、実務家および研究者として活動。 現在は、Twitter社の初代日本代表。また、一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授、内閣府本府参与、TABLE FOR TWO International共同創設者、一般財団法人 日本再建イニシアティブ専務理事、一般財団法人 教育支援グローバル基金(ビヨンド・トゥモロー)代表理事等として活動。 世界経済フォーラム(ダボス会議)によりヤング・グローバル・リーダーに選出。
まったくいわゆる体制側の、国際エリートという履歴ですが、このほかに、GEの役員も務め、さらに、『2011年より、Twitter日本代表に就任。』
え?
そこでツイッターに行ったらこのような発表が。(強調は私です。)
Twitter 日本代表の就任に関するお知らせ
2011年4月18日月曜日
この度、近藤正晃ジェームス(@jameskondo)の Twitter 初代日本代表への就任について皆様にご報告できますことを大変嬉しく思います。日本代表就任は、Twitter 社創業来、初の外国法人代表就任となります。
Twitter 社にとって、日本は、これまでも重要な国の一つとして位置づけられてきました。日本は、米国外で、いち早く Twitter が創造的かつ革新的に活用されてきた国であり、且つ、嬉しいことに、現在も利用者数が急速に伸び続けています。
日本の方々にとっても、Twitter が重要な存在であることができていたとすれば、大変喜ばしいことです。最近では、大震災発生以降、滞る情報をつなげる上で、Twitter が一定の役割を果たしてきたと聞き及んでおります。震災によって亡くなられた方々の御家族や被災された皆さまに、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。今後も、Twitter が日本の皆様に少しでもお役に立つことができたら、それ程光栄なことはございません。
彼は日本代表として正に適任の人物です。内閣総理大臣官邸では政策立案および国際広報の幹部として、マッキンゼー社では国際的なコンサルタントとして、東京大学ではリーダーシップ講座の教官として活躍し、その間に4冊の本も編著しています。
これから日本におけるチーム編成に取り組みます。採用情報は、このリンクからご覧になれます。
Twitter 社として、祝福します。
Twitter 社最高経営責任者
ディック・コストロ
ツイッターが日本法人代表に最適として選んだのは、絵に描いたような体制派のエリートでした。なんとなく、ツイッター、お前もか、という気分。
@tokaiamaさんのプロフィール通り。
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