Sunday, August 14, 2011

陸前高田の松、千葉の成田山新勝寺でおたき上げ

ニュースについているコメントを見ると、陸前高田の松を結局使用中止にした京都市を非難する語調の強さにちょっと驚きます。どうせ日本中汚染されているんだから今更何を騒いでいるんだ、というコメントも。

東日本に比べたら西日本の汚染度は圧倒的に低いのです。低い場所はこれからも出来るだけ低くとどめるべきで、いくら微量でもわざわざ放射能を広げる可能性のあることをする理由などありません。

供養は気持ちではないのでしょうか?

時事通信8月15日付け記事

東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松の一部が来月、千葉県成田市の成田山新勝寺で供養される見通しとなったことが15日、分かった。同寺の僧侶が慰霊法要で被災地を訪れた際、宗派が同じ陸前高田市の金剛寺から依頼され、受け入れを決めた。

 松は金剛寺が用意し、新勝寺の9月25日の「おたき上げ」で、願い事が書かれた札「護摩木」とともにたかれる。同寺の担当者は「震災で亡くなられたみ霊の供養が大切。表皮を削り検査もした上で送られて来るので、安全性に問題はない」と話している。 

成田山は、3箇所ある真言宗智山派の大本山の一つです。

1 comment:

  1. そうなんです。
    私の理解では新勝寺の対応も「表皮を削り検査もした上で・・・安全性に問題はない」ということだから、「多少放射性物質が出たって供養なんだからいいじゃないか」という立場ではない。

    しかも最初にこの問題が表面化した時は「検査しても何も出なかったのに」として批判していた人が、今度は「出たって大したことはない」と言う。

    いろいろな意見があること自体はともかく、主張している人ご自身が「結論ありき」で主張していることに気づかないようで怖い。

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