英国の経済誌『エコノミスト』が、刻々と増え続ける世界の国家負債を地図にしています。リンク先のエコノミストのサイトで、マウスのポインターを地図上の国にあわせると、国別の負債総額、国民一人当たりの負債額、人口、国家負債の国内総生産(GDP)比、前年比の伸び率が表示されます。
エコノミスト誌によると、日本政府の負債総額はアメリカとほぼ同じ、人口はアメリカの約4割(で減少中)、国民一人当たりの負債額は何と
8万6262ドル、日本円で6百63万円。
負債対国内総生産比は、200%を超えています。つまり、政府の借金は国内総生産の2倍以上ある、ということです。
更にすごいのは、総額。日本だけで世界の全国家負債の約4分の1です。日本とアメリカを足すと世界の国家負債の半分をこの2国でまかなってしまうという、恐ろしい話です。
日本、アメリカ、そしてヨーロッパの Basket case、ギリシアを比較したスクリーンショットです。
この借金は、まず返せません。国が踏み倒すしかないでしょう。アメリカと違って、日本の国債はほとんど日本内で保有されていますから、踏み倒されて大損をするのも日本国民。(おまけにアメリカが踏み倒したら大量の米国国債を保有する日本は文字通り踏んだり蹴ったり。)
G20で誰に要求されたわけでもないのに日本政府の代表が消費税の5%引き上げを「公約」したとか。G20は日本が何をしようと別に関心も無いはずです。そんなことを承知で「公約」したのは、あくまでも日本国内向けのジェスチャー。「諸外国に約束したから、実行しないわけには行かない」、という筋書きでしょう。
それもこれも、国内総生産の2倍以上という返すあてもないとんでもない借金をかかえているおかげです。
大事な事はこの額が「日本政府」の借金です。「ツケ」です。
ReplyDelete「日本」の借金ではありません。
また「日本国民」の借金でもありません。
何故ならすでに国債が発行されているからです。
ただし、この国債を買っているのは皆様が郵貯とか普通預金とかに預けている「金憂」機関です。
唯一、日本政府がこの借金を返せる方法は、国民から金を取ることです。従って、好むと好まざるとにかかわらず、「日本国民」の借金になってしまいます。各国政府が国債を発行できる理由はただ一つ、「いずれ国民の税金などで返済するから」という口約束です。
ReplyDelete既に政府の借金は一人あたりの国内総生産の2.5倍以上(ちなみにアメリカは1対1)、2年間日本人全員が働き通してすべてそれを政府が取り上げても、まだ返せない金額です。