Saturday, October 8, 2011

ドイツZDF "Frontal21": 「福島原発労働者の実態」

ドイツZDFテレビが福島原発20キロ圏内に侵入、作業員にインタビュー。sievert311さんアップのビデオです。オリジナルのドイツ語のビデオをみると、10月4日のFrontal21からのセグメントのようです。(オリジナルビデオの26分過ぎです。)

元の日本語訳はこのサイトで: http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-336.html

「ナレーションでは、山下氏の発言は、「動物実験はありませんが」になっていますが、彼は、「これは明確な動物実験でわかっています」とはっきり言っています。」

という但し書きが、Youtubeビデオのページには入っています。たしかに山下教授はあの講演会でそうおっしゃっていました。

(書き起こしより抜粋)

「私の測定器はマイクロシーベルトしか測定できません。原子炉建て屋に入るとエラーが出ます。測定器が測定しきれないくらいの高い数値なのです。」 (作業員の一人)

「男性の精巣が高い被曝を受けると、生まれる子供の染色体が損なわれ肩から指が生えるというような手足の奇形や、中枢神経の異常、知能障害などを引き起こすことがあります。」 (岐阜環境医学研究所所長 松井英介 放射線医学・呼吸器病学専門)

「危険特別手当を受けますか?それではサインして下さいと言われる。一時間千円の手当てです。他に選択肢はないのでサインをします。それは 後で病気になっても訴えを起こさないという。同意書のサインなのです」 (作業員の一人)

こうした苦情が事実かどうか確認しに我々は東電本部を尋ねた。広報担当者は無関係を主張する。「作業員は現場でリスクの説明を受けていると聞いています」と言う。それに契約書は東電の出したものではないと。「下請け会社が作業員と結んでいる契約の内容は知りません」

我々が知りたいのは、東電が自分の事故を起こした原発で働く人間に責任を感じないのかということだ。

「すみません、契約内容を存じませんので、コメントもできません」 (東電本店社員)

事故を起こした原発の汚い仕事をダンピング価格で請け負わされる作業員。
責任逃れの一点の雇用者
笑えば放射能から身を守れるとアドバイスする医者

これが日本式の人権蹂躙である。

(抜粋終了)

あの東電本店社員を1号機の格納容器の水素の詰まった配管切断に送り込みたいと思うのは私だけでしょうか。格納容器に入っていただいてもいいんですが。

下請け作業員の待遇については、ふくいちライブカメラで指差しをした作業員の方もブログで書いていらっしゃいます。ZDFに出てきた作業員の方の話とダブりますね。ここに出てきた作業員の方は契約書があるだけまだましなんでしょうか。



(ビデオ開始後1分ぐらいのところでJ-ビレッジ(20キロ圏内)のバス停のようなところが写りますが、左側の方が女性のように見えるのですが、20キロ圏内で女性が働いていていいんですか?)

0 comments:

Post a Comment