なんでも、柏市にずっとあった車だそうですが、柏市内の業者が輸出のため港へ持って行き、放射能測定を受けたところ、ワイパー付近から毎時3.3マイクロシーベルトの放射能が検出され、輸出保留に。
この業者さんのブログを読んでちょっと恐ろしくなったのは、「除染」が近くのガソリンスタンドで洗車することなのです。経費と時間の兼ね合いのようですが、放射能汚染を知っていて除染としてガソリンスタンドで洗車をなさっているようです。
新潟県のガソリンスタンドの洗車後の汚泥から非常に高い放射性セシウム(最大キロ当たり9万ベクレル)が発見されていますが、これはおそらく福島から持ってきた、あるいは出入りしていた車を洗車したためだろう、とされています。
柏市を含む東葛地域は関東の中でも高い線量ですが、そこの車が輸出基準(0.3マイクロシーベルト時らしいです)の10倍の線量、しかもその「除染」はガソリンスタンドでの洗車。洗車しても0.3マイクロシーベルト時はクリアできなかった、とのこと。
カーポートスタッフブログ9月6日付けポスト:
私は、自動車の輸出をしているのですが、8月初めに放射線で輸出保留になってしましまいた。倉庫作業者の安全のために、倉庫に受け入れる際に、検査をするとのこと。
事前に手持ちの放射線測定器で、室内や車の近辺を測定して、0.2μSv程度でしたので、大丈夫と思い港に搬入したのだが、なんとワイパーの根本で3.3μSvが検出されたので、受け入れできないとのこと。港搬入前に洗車したため、汚れがワイパー根本のカウル付近に溜まったのだろうか。すぐ除染の依頼をした。が、全然除染が終わったと連絡がない。多くの車が放射線検査で落ちたため、作業が追い付かないという。 やむなく、いちかばちかで、ガソリンスタンドでの洗車に回したが、0.3μSvという基準はクリアーできなかった。柏市から出たことのない車なのになんで???
大手の輸出業者は、東電や国に賠償請求をするという話もある。天災より人災となれば、間違いなく裁判で勝てるのではないだろうか。天災でももしかしたら。 でも私のような中小では、裁判費用のほうがもったいないので、泣き寝入り予定。
船会社もキャンセルが出ているのだし、港湾業者も仕事が進んでいないので、かなり損害を受けているのではないかな。
放射線検査機関が合格するレベルまで除染してくれるという話もあったのだが、検査機関が除染もするというのはおかしいとなり、除染を打ち切ったということになった。
確実に除染するには、運送業者が最近始めた除染屋があるようだが、2万円~の作業になるという。あわてて、除染しても次の船に間に合わないため、ガソリンスタンドの洗車を再度することにした。前回ガススタで、3.3から0.6まで下がっていたので、もしかしたらという思いだ。
ただ、この倉庫受け入れの検査が終わったあとも、船に乗船するときにも検査があり、仕向地についたときにも検査がある。特に、仕向地で放射線検査でNGとなったとき損害はかなり大きい。しかし、クライアントが待っているため手続きを止める訳にもいかない。
この値がどの程度人体に影響あるかは定かでないが、関東圏の自動車は基本的に汚染を受けており、ホットスポットと呼ばれるところでは、多くの車が基準値を超えているのだろう。そのうち、中古車販売時に放射線測定値を示す必要もでてくるかもしれない。
(ああ怖い。高い線量も怖いけど、ガソリンスタンドの洗車を除染代わりに使っている、と言うのはもっと怖い。)
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2011_19.htm
ReplyDelete福島原発警戒区域からの車持ち出しにJAFが協力
~バッテリー上がりなど、持ち出し車両のトラブルに対応~
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000003128.html
警戒区域からの車持ち出しを終了 のべ26日間で4093台をJAFが支援
JAF2011年09月12日 18:37
美談のように語られていますが、4000台以上の車を持ち出して、、そして、ちゃんと除染したんでしょうか?
ちょっとこわくて、中古車買えなくなりましたよ。
この4000台の車の車体番号とか、わかっているのかな?
えっ...それは怖い。除染、確か100000ppmを越えない限りしなくても良いことになっているんじゃなかったかなあ。それも、福島の警戒地域から出る時点でですので、バックグラウンド放射線が高いはずです。つまり、その時点で計測しても10万ppmなんて出ません。で、低線量地域に持ち出している...。
ReplyDelete上のコメのお二方は、JAFのサイトをきちんと読まれたのでしょうか?
ReplyDelete「警戒区域内に立ち入るために必要な装備類(防護スーツ、マスク、手袋、靴カバー、線量計、トランシーバーなど)を装着し、作業後は使用した工具を含めスクリーニング検査を徹底」
それだけ安全に気をつけ線量計も携帯しているのに、肝心な車を測らないはずがないでしょう。
常識的に考えて、それほど問題のある作業なら許可が降りませんよ。
その上これは申請どころか国からの要請です。
第一、何よりも国内外に風評被害が広まるのを気にしているのはJAF。そんな迂闊なことをするはずがありません。
それほど気をつけていても、このように噂の種を蒔く人々が・・・