それどころか、5地点で「除染」後の線量が上がっています。
昨日のポストで、神戸大学の山内知也教授の福島市渡利地区の「除染」事業に関する報告書をご紹介しましたが、大波地区の結果を見ると渡利地区以上に、現在行われている「除染」に疑問がわいてきます。
福島市公表の資料「大波地区での放射能除染事業の結果(速報)」によると、除染は大波小学校の通学路沿いに8月9日から12日にわたって行われ、除染前の8月4日と除染後の8月19日に放射線レベルの測定が行われています。
「除染」作業として行われたのは、草刈り、歩道の高圧洗浄、ブラッシング等、側溝及び側溝集水枡の土砂上げ、とのこと。8月10日の日テレのニュースクリップを見ると、市委託の清掃業者がたいした防備もせず道路の脇を高圧洗浄機で洗い流しているだけ。あとは、ロードスイーパーで国道沿いの道路脇の土埃をブラッシングしている光景が。これはただの清掃であって、「除染」でもなんでもない気がするんですが、下の地図でご覧になれるように、放射線量はほとんど下がっていません。
いつまで続く「除染ごっこ」。日テレのニュースに出てくる大波地区の住民の方は、「何を今更」とおっしゃっていました。
毎回、大変参考になる記事をありがとうございます。
ReplyDelete除染の成果があがらないという結果は予想していたものの
やはりショックです。
でも、この現実を日本人は共有しないといけませんね。
前記事、拙ブログにリンクを貼らせて頂きました。
後付のご報告になってしまい申し訳ございません。
重要な情報をありがとうございます。
ReplyDelete子ども達の将来は除染できません。
一刻も早く集団疎開をお願いします。その後でなら多少時間がかかろうと効果的な除染を考える事ができます。
priyaさま、これからもよろしくお願いいたします。南相馬市の幼稚園の「除染」の結果も見ましたが、やはり線量は対して下がっておらず、大波のように上がっている箇所までありました。
ReplyDeleteBiborokuJPさま、本当にその通りです。住民の方々を避難させてからじっくり本当に除染すればよいのです、と山内教授もメールでおっしゃっていました。