Sunday, October 16, 2011

茨城県下妻市、瓦がれきをチップ化、ガーデニングに

熱心なリサイクリング、時と場合を全く考慮していない模様。

文科省の放射能汚染マップでは下妻市はちょうど汚染を免れているかのようですが、同じように汚染を免れているはずの東京、神奈川などで高放射線量、高汚染の地域(単に地点に留まらず)が市民の計測によって発見され続けています。

下妻市は茨城県の西に突き出した格好になっている地域にありますが(下の地図の赤丸)、やはり汚染の無いはずの坂東市(下妻市の南)では、お茶から高濃度の放射性セシウム(生茶葉-乾燥した製茶ではありません-で830ベクレル)が検出されています。(今年5月、小学生に雨中の茶摘み学習をさせたところです。)

茶葉の高濃度セシウムは、やはり下妻市の南に位置する常総市からも検出されています。

瓦がれきチップ、建設資材となっているコンクリートがれきなどを下妻市が放射能測定したかどうかは記事では明記なし。

東京新聞茨城版10月15日付け記事

下妻市は、東日本大震災で市に持ち込まれたがれきの瓦を砕いて「瓦チップ」に再資源化した。ガーデニングの資材などにも活用でき、市は「ごみ問題を考えてもらえれば」と市民に無料配布する。この取り組みは県内では初めてという。

 市生活環境課によると、市は地震発生直後の三月十四日から、旧千代川中学校跡地を災害廃棄物の仮置き場として、市民からがれきの搬入を受け入れた。八月末までにブロック塀、瓦など計六千百トンが持ち込まれた。

 瓦は当初、埋め立て処分する計画だったが「防災意識の継続になれば」と、リサイクルすることにした。

 これまで搬入された二千五百トンの瓦が破砕処理され、砂粒大から四センチの「瓦チップ」千二百六十トンに再資源化された。一方、コンクリートのブロック塀などのがれきは砕石処理し、農道などの建設資材に利用されている。がれき受け入れは、本年度いっぱい。

 市に協力して自宅前の庭に「瓦チップ」を敷き詰めた市嘱託職員鈴木栄さん(56)は「雑草が生えなくていいし、見た目も落ち着いた雰囲気で気に入りました」と話す。市民への配布は二十日から。問い合わせは、市生活環境課=電0296(43)2111=へ。 (原田拓哉)

1 comment:

  1. いつも貴重な情報発信を有難うございます。
    今回のニュースには、呆れて笑えました。
    私の夫は植木屋です。(東京在)
    私は夫にガイガーカウンターを持って、その現場の汚染数値を認識した上で、マスクや手袋で防御して仕事にあたってもらいたいのですが、「マスクは苦しい」そうです・・・。
    ”命を削って仕事をしているのね”と冷たく言ってやりました。

    昨日見たおぞましいニュースは、中国で2歳児が車に轢かれ倒れているのに、何人もの大人が見てみぬ振り・・。
    一児の母としては、恐ろしい映像でした。
    夫は「これが中国って国だ」と言いましたが、「よく考えてみたら、今の日本だって同じだよ。福島の人達が苦しんでいるのに・・。日本も中国も同じだね」と言ってやりました。

    今後共貴重な情報発信、宜しくお願いします。

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