東電の6月12日の記者会見発表資料です。
1号機と2号機のサブドレンから放射性ストロンチウム89と90を初検出、また、1号機から4号機の取水口近辺、2号機と3号機のシルトフェンスの内側からも検出。サンプルはいずれも5月の半ばに採取したものだそうです。
朝日新聞によると、保安院の西山審議官は「ストロンチウムは海で薄まり、魚にどんどん蓄積するものではない。」という、科学的根拠と反する風評を流したようです。
東電の発表(まあ朝日の記事でもいいんですが)を見ると、サブドレンから検出した数字の単位は1立方センチ当たりのベクレル、海水から検出した数字は1リットルあたりのベクレル、と単位を変えています。
サブドレン:
この数字を不精をせずに1リットルあたりに換算(1000を掛ける)すると、
1号機サブドレン
ストロンチウム89: 78ベクレル
ストロンチウム90: 22ベクレル
2号機サブドレン:
ストロンチウム89: 19000ベクレル
ストロンチウム90: 6300ベクレル
2号機サブドレンから検出されたストロンチウムは2号機、3号機のシルトフェンス内側から検出されたストロンチウムの数字と同様のレベルになってきます。法律で許容されている濃度限度はリットル当りストロンチウム89が300ベクレル、ストロンチウム90が30ベクレルですから、2号機のサブドレンから出たストロンチウム89は限度の63倍強、90は210倍強となります。
取水口、シルトフェンス内:
0 comments:
Post a Comment