Tuesday, September 20, 2011

東北文教大松田浩平教授:国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争時の食物の汚染上限

(ひええー)

教授のフェースブックのページに載っているらしいのですが、私はフェースブックをやらないので見ることが出来ないなあ、と思っていたら、ちゃんと全文コピーしていらっしゃる方々が。そのお一人のブログからコピーさせていただきました。以下、コピー。(強調は私です。)

【食料生産者の皆さんへ】国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限です。もしも放射性セシウム137が500Bq /Kgも含まれた食品を3年食べたら致死量に達します。全てが基準値ぎりぎりではないとしても重複内部被曝を考えれば政府の暫定基準値では10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被曝する可能性が95%を超えます。つまり暫定基準500Bq/Kg未満で安全宣言すると言うことは、その食品を食べた人が 10年後に半数は死亡してもかまわないと言っているのと同じだと言うことを忘れないでください。

追記、500Bq/Kgでやむを得ず食べる場合の期間は3ヶ月とされています。全面核戦争で食べ物がない場合の基準が規定の2倍の期間も放置されています。

松田浩平教授のご専門は「実験心理学」。面白そうな学問です。

そういえば、一時この暫定基準が低すぎる、として、もっと高くしたほうが良い、というような意見が政府の原子力安全委員会で出ていました。確かちょうど、某県の某知事が新茶から検出された基準値をはるかに超える放射性セシウムを巡ってたいそう騒いでいらした頃の話だと記憶しています。

教授の発言の根拠は分かりませんが、事故直後の3月に、国際放射線防護委員会(ICRP)が「放射能汚染は続く可能性があると指摘し、汚染地域の住民が移住しなくてもいいよう、日本政府に配慮を求め」、年間被曝限度量は1ミリシーベルトから20ミリシーベルトの間が妥当だ、と勧告しています。(朝日新聞3月26日付け記事参照。)

汚染されていない食物を生産できる地域があるにもかかわらず汚染地域からの肉、野菜をそういう地域にまで流通させ、それでも足りないと見えて放射性腐葉土、セメント、ごみ焼却灰まで流通させる。

考えてみれば、福島第1原発事故は核爆弾の落ちなかった核戦争といえるのではないでしょうか。セシウム137だけで広島原爆の168個分、47都道府県で各都道府県につき平均約3.6個分ですか。

14 comments:

  1. Facebookのページですが、ログインしなくても見ることが出来ました。
    コメント欄にも興味深い情報が書き込まれています。

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  2. http://www.who.int/hac/crises/jpn/faqs/en/index5.html
    WHO の FAQs: Japan nuclear concerns と言うサイトです。
    (WHOなりにきちんとやっているのですね。)
    松田浩平教授はFACEBOOKでこちらに”500Bq/Kgは全面核戦争.....の"に関しての情報があるようなこと言っていたのですが なかなか見つけられません。
    お時間があるときチェックしていただけないでしょうか。WHOが言っていたなら大変なことです。

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  3. バスビー博士のビデオをリンクされた方へ。ビデオの字幕の誤訳が直ったら検討します。

    WHOのリンク、ありがとうございます。見てみます。

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  4. あの超トンデモバスビー大先生でも

    食品による内部被ばくは代謝で体外に排出されるので危険性はあまり高くない。呼吸で放射性物質を取り入れる方が問題


    とか言ってるぐらいなのに……

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  5. 今回取り上げられている松田浩平氏のサイト
    http://www.facebook.com/KoheiMazda/posts/177718452303728

    松田氏が参照や引用している事象について、ソース先が公的機関である以上は、きちんと引用先のアドレスを明示していただきたい。学者であるなら、それは最低限のマナーです。

    日本ではゆっくりと検討しています。以下参照。

    食品安全委員会 食品安全総合情報システム
    http://www.fsc.go.jp/fsciis/questionAndAnswer/show/mob20110300001

    一方、この「放射性物質に関する緊急とりまとめ」は、東北地方太平洋沖地震に伴い発生した東京電力福島第一原子力発電所における事故直後の事態の緊迫性にかんがみ緊急にとりまとめたものであり、御指摘の乳幼児や妊産婦(胎児)に与える影響や、発がん性、ウラン・プルトニウム等についての検討などの課題が残されていることから、「放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ」を設置し、詳細な検討を続けているところです。

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  6. この松田さんという方は英語もドイツ語もできる方のようですので、ちょっと調べればわかるはずなのですが、EU諸国で流通される食品に含まれる放射性物質の上限はCs-137/134にして(EUの定めるところに従い)一般食品600Bq/kg、乳製品、幼児用食品370Bq/kgです。これはチェルノブイリ事故の一週間後にECが輸入制限値を定めた時(Council Regulation(EEC)1707/86)から、今現在に至るまで”25年間”変更されていません。
    規則上は輸入制限値ですが、実際には各国の国産食品の流通にも適用されています。ドイツ南部のバイエルン地方などはチェルノブイリのフォールアウトで汚染されており、今現在でもイノシシ、キノコ等、特定の食品は4分の1程がこの基準値を越えている状況です。
    この方が何を根拠にこのような主張をされているのかわかりませんが、事実に照らして極めて疑わしい内容と思われます。

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  7. どうやってフェースブックにコメント書くのかわからない・・・

    WHOに資料があるっていうんだったら、その先生が
    資料提示してから書くべきなんじゃないかなぁ・・。
    それをせずに、今手元にないっていうのは、
    ごまかしですよね。
    研究者のすることじゃないな。

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  8. それに、チェルノのときの暫定基準値っていくらで、
    何年つづいたんだっけかなぁ・・・
    EUの暫定基準値が下がったのは今年の4月で
    日本基準にあわせたってことしってるんだろうか?
    つまり、正確にいうと、EUにおけるCODEX指数は
    日本よりかなり高かった。
    お茶がひかかってたけど、
    あれって、EUが日本にあわせた直後の話で、
    それ以前の基準ならあのお茶、EUに入ってたんですよ。

    心理学者であって、放射線とか放射能とか
    政策については無知な人がなにをいってるんだか・・・

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  9. 常任理事国あっての国連が主張する正義の概念

    WHO:放射線健康被害、専門部局廃止 IAEAが主導権
    20110918
    http://mainichi.jp/select/world/news/20110918ddm001030056000c.html

    http://mainichi.jp/life/today/news/20110918k0000m030124000c.html

    http://www.independentwho.info/accueil_EN.php

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  10. リスクを高く見るか低く見るかの問題であって
    現状、農産物は数値が分からないまま
    下手すれば産地偽装で流通している以上
    リスクを高く見る人は特定の産地を避けざるをえない

    大丈夫だと思えば進んで福島の食品を食べればよいし
    危ないと思えばさければよい。結果は10-20年で出てくる。

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  11. バスビー教授のサイト、ビデオなどをリンクされてくる方々へ。ポストに直接関係がない内容で同じことを書かれているとグーグルが自動的にスパムメールとして選別するようです。

    ビデオをご紹介するのはやぶさかではありませんが、拝見したところ誤訳が多く、不正確だとはっきり分かっている情報をコメント欄とはいえ当方のブログに載せて拡散はいたしかねますのでご容赦ください。

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  12. 日本で報道されていない記事や公になっていない情報などを公開してくださるのは、良い事だと思いますが、正しい情報だと確認できないのであれば、それを広める必要はないのではないかと思います。
    この松田さんという方の記事を、何を根拠にそう言っているのか分からないというのなら、コピペする必要があるのでしょうか?

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  13. 正しい記事かどうかは読者の方の判断にお任せしております。あからさまな誤謬は誤謬と書いて出します。その確認が取れないときでも情報は出します。読者の方が正誤をご存知のことがままあるからです。

    3月の終わりの時点で、燃料溶融、メルトダウンは「正しい情報だと確認できない」情報でした。ついこの間まで、プルトニウムが飯舘村まで飛んでいる、というのもそのような情報でした。

    逆に、メルトダウンはしてない、プルトニウムは重いから飛ばない、というのは、実は正しい情報でもなんでもなかったのにもかかわらず、「正しい」ものとして専門家によって広められていました。

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  14. 松田浩平さんのフェイスブックのテキスト、消えてました。

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