Thursday, July 14, 2011

静岡県川勝知事、ニューヨークで静岡県茶をアピール

静岡茶の放射性物質検出の件で神経を尖らせているオクスフォード大学博士、静岡県川勝知事は、ニューヨークで「県内産地の乾燥茶葉の検査では放射性セシウムが基準値以下」だったことを説明」し、静岡茶をアピールしたそうです。

は?

フランスに輸出された静岡産の製茶からキロ当たり1000ベクレルを超える放射性セシウムが検出され、静岡市葵区藁科地区の製茶からも基準値を超えるセシウムが検出されているんですが、知事は平気で県内産のお茶は基準値以下とおっしゃる。それって、デマじゃないですか?

更に、(日本の)基準値以下とはいえ、全ての産地の製茶からセシウムが検出されています。アメリカで日本のお茶を販売している静岡の有名な会社に問い合わせたところ、「自社テストで確認しているので、放射性物質が入っている静岡茶は絶対売っていない」とのことでしたが、静岡のお茶で放射性物質が検出されていないお茶はないんです。

もっとも、アメリカ市民の大半は福島原発事故のことなど殆ど何も知らないか、気にも掛けないでしょうから、川勝知事がデマを飛ばしていても気がつきもしないでしょう。フランスと違って、検査もしていないんでしょうか。

ちなみに、アメリカの食品の放射性物質基準値は、キロ当たり170ベクレルです。それともEUのように福島事故後、この基準を緩くしたのでしょうか?要調査。まだ170ベクレルだとすると、静岡の産地の製茶で、これをパスするのはわずか4箇所だけです。(静岡市のデータご参照。)

朝日新聞7月15日記事:

茶葉の放射能汚染問題をめぐり、日本一の茶どころ静岡県の川勝平太知事が14日、ニューヨークで緑茶愛好家の集まりに参加し、静岡産のお茶の安全性をアピールした。

 日本のお茶の輸出先のうち、米国は46%を占める最大の市場。原発事故の影響を不安視する声を打ち消すため、和食ブームが盛んなニューヨークで直接、消費者に安全性を訴えたかったという。

 川勝知事は静岡県が原発事故があった福島県から離れていることや、県内産地の乾燥茶葉の検査では放射性セシウムが基準値以下だったことを説明。「静岡のお茶は安全なだけでなく健康にもいい」と訴えた。会場では、緑茶の様々な楽しみ方が紹介された。

 全米茶業協会のシムレイニー会長は会場で「日本の緑茶は世界に代わるものがない。教えてもらったデータを協会のホームページで公開すれば、震災後、鈍くなった売り上げも元に戻るだろう」と話した。(ニューヨーク=田中光)


記事に付随していた写真を見る限り、参加した人たちはあまりうれしそうな顔はしてませんね。

1 comment:

  1. こういう集団構成をAffirmative Actionと呼んでいいのですか?

    かわいそうに、顔がみんな引きつってますね。

    バイト代もらったんでしょう。この写真を見る限り、みんな状況を知っているんじゃないでしょうか。

    Nice Photo!!

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