え、今まで動いてなかったの?
読売新聞4月1日午後9時37分付けの記事の中にあった言及です。
また、敷地境界付近に8か所設置されている放射線量監視装置の電源が復旧。作動することを2日に確認し運用を始める。東電の4月1日午後5時半頃始まった会見(普段の、東電の社員がやっているやつ)の中で、誰かがこんなことを聞きました。(USTREAMで見ていました。)
被爆した3人の作業員の方のことですが、あの方たちはちゃんと一人一人線量計を持っていたんですか?東電の答えは、
ちょっとその辺は調べまして、のちほどまたお答えしたいと思います。たぶん持たされてなかったんでしょう。5000有った線量計は津波に流されて300ぐらいしか残らなかったため、作業員のグループごとに1つ渡していた、というニュースは皆さんもお読みになったことと思います。リンクした先の毎日新聞の記事によると、その320も作業員が持ち帰ってしまったりしてその数もなく、また線量計の在庫はない、とのメーカーさんの発言です。ははははは。怒り、失望をとっくに通り越して、笑うしかないこの状況。
確か、東電は日本中の原発から集めまくって数をそろえたいとか言っていたのを読みましたが、いままで何してたんでしょう。
11日、12日の時点で、東電が世界中の原子力発電所、研究機関などに、線量計がみんな流されてしまった、どうかお手持ちの線量計を送ってくれ、と頼んでいたら、いくらでも世界中から送ってきたでしょう。放射線監視装置も同じこと。
体面があったのかパニックしたのか単に無能だったのかそれともその全部だったのか、私には分かりませんが、東電が頼んでいたら、世界中の原子力機関は日本の(あるいは東電の)まずい対応を哂うようなことなく(まあフランスは原発ロボットのことで多少やってましたが)、送ってくれたと思います。対応のまずさをあげつらうような規模の事故じゃあないことは、彼らにもすぐ分かっていたはずです。まあ、あくまで私の推測と、アメリカの知人たちの意見だけですが。
放射線監視装置のバックアップなんて考えてもいなかったんだろうなあ。
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