Wednesday, April 20, 2011

中部大学武田邦彦:大人は子供たちを被ばくさせたがっている

としか思えない、と武田さんはおっしゃっているようです。「自爆主義」とも。こうなると、テロリストの範疇ですね。

茨城の方の母乳からヨウ素131が検出されたそうですが、一番守られるべき子供に真っ先に20ミリシーベルトの年間被曝許容量をあてはめて学校に通わせる日本の政府が、私には理解不能です。それを諾々と許す人たちも、理解不能。国が基準を決めたからそれに従う、という福島のお役所の人たちも、理解不能。

武田教授の4月20日のブログです:

●「雄々しく放射線に立ち向かう」というのが立派なことだろうか?

 なにか戦前を思わせる.放射線が人体に害があるというのは国民的コンセンサスなのに、なぜ急変して「我が身を放射線に曝すのが格好いい」となり、「ついでに子供も被ばくさせてしまえ」という自爆主義は許されるのだろうか?

●60の爺さんが「大丈夫」とパフォーマンスをして、その野菜を子供が食べるというのはどういう意味があるのだろうか?

現在のように全体的に汚染されているときには、思い切って汚染地域の農作物は捨てるのが正しい。無理して放射性物質を含む野菜を食べなくても良いのに、なぜ出荷するのだろうか?

●なぜ、給食に地産地消を強調するのだろうか?

子供は給食を拒否できない.拒否できないものに放射性物質を使うのは許されない.食を供給する人は「上司」の命令を聞いてはいけない.単純に子供の健康だけを考えることができる。栄養士は「専門職」である。上司はいない。栄養士の人、立ち上がってください!

●福島が汚染されたのは福島の人の責任だろうか?

福島の人は「福島が汚染された」と言われるのをいやがる。でも、福島を汚したのは福島人ではないのに、なぜいやがるのだろうか?
福島市を汚したのは国と東電なのに.

●東電のミスを福島の子供に転嫁するのは正しいのだろうか?

福島県は福島の子供を避難させない。これは「東電のミスを福島の子供の被ばくで贖う」ということだ。福島の親がそれで良いというなら仕方が無いが、放射線は子供や若い女性に厳しい。私は可哀想に思う.

●被ばくしている児童生徒を疎開させるのは面倒なのだろうか?

文科省は子供に20ミリという高い放射線をあびさせている。疎開させれば無事なのに、なぜ子供達を被ばくさせたいのだろうか?まるで戦時中の竹槍精神を思い起こす.先生方、立ち上がってください!

●東電のミスで汚染された食材を消費者に転嫁するのが魂のある農業だろうか?

農家こそ、「消費者が安心して食べることができる食」を提供してきたのではないか。今後も農薬が付いていても「基準以下」なら出荷するのか? 無農薬とか言っていたあれは何だったのか? 
農家の方、立ち上がってください!

●なぜ、福島の大人は子供を被ばくさせたいのか?

なぜ、福島の大人は子供を疎開させないで被ばくさせたいのだろうか? なぜ、安全委員会でも10ミリまでと言っているのを20ミリも被ばくさせるのだろうか? 保護者とはそんなに子供に権利があるのだろうか?

●放射線に高いところの人はなぜ、避難しないのだろうか?

放射線の障害は20年かかる遅発性が多い.一生に一度しかないのだから数ヶ月でも避難すれば良いのに。

● なぜ、突然、放射線が安全になったのだろうか?

今までの放射線の法規制、専門家の意見はいったい何だったのか? 「ちょっとでも危険な放射線」と言っていた専門家は、なにが変わって「いくらでも良い放射線」に豹変したのだろうか?

(平成23年4月20日 午後8時 執筆)

1 comment:

  1. なぜ、放射線物質が危険ではない、という大嘘が、我々の国でばらまかれはじめたのか。その答えは、アメリカです。アメリカの民主党は、共和党と変わらない右翼の独裁政党です。オバマ氏は、未だに原発政策を掲げているそうです。アメリカ従属の右翼民主党(自民と同じ)と右翼の行政府は、アメリカやフランス、中国、ロシアなどの原発政策に水を差すな、という異常な右翼の方針に反対しないわけです。
    戦争やテロで、原発が攻撃目標にされれば、世界中が放射能で汚染されます。『脱原発の必要性』は、理性的な人々には明らかですし、そういう人々は、世界中で少しずつ増えています。
    環境保護団体や環境保護政党が、少しずつ支持を増やす可能性もあります。
    それを、独裁的権力集団『右翼と大資本勢力』は、警戒しているのです。右翼の独裁集団ですから、「放射能は危険ではない」という大嘘もつきます。

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