こんな記事が、読売のサイトに埋まっていました。ホームページから、「医療と介護」のタブをクリックしないと、この記事があったセクションには行きません。毎日読売新聞のサイトは見ていますが、ホームページに載ったのを見た記憶はありません。私はたまたま福島浪江町のニュースをグーグルで検索したために行き当たりました。
このほかにも、メーンのホームページには載せていない、福島原発関係、放射能汚染関係のニュースが埋まっています。これはかなり卑怯な報道ですね。
読売新聞「医療と介護」セクション4月7日付け記事:
屋内退避域外5000マイクロ・シーベルト 13日間積算、文科省調査
東京電力福島第一原子力発電所から20~60キロ圏内で文部科学省が行っている積算の放射線量調査で、屋内退避区域外3か所で4月5日までの13日間分の放射線量積算が5000マイクロ・シーベルトを超えたことが分かった。
ずっと屋外に立ち続けたと仮定した場合、年間に自然界や医療行為以外で人が浴びてよいとされる許容量1000マイクロ・シーベルトの5倍以上の放射線を浴びる計算となる。最大積算値は、浪江町赤宇木の北西約30キロ地点で、1万1630マイクロ・シーベルトとなった。
つまり11.63ミリシーベルト、わずか13日間で年間許容量の11倍を超えています。しかも、それ以前の更に放射能がおそらく高かった時のデータは含まれていませんから(文部科学省のSPEEDIは観測装置が作動しなかったので最初の一週間以上使えなかったのです)、それを足したら軽く3年分ぐらいの放射線を、浪江町の人たちは福島第1原発事故以来浴びているのかもしれません。
第1号機建屋が爆発したのが3月12日、3号機建屋が爆発したのが3月14日、4号機の建屋で「大きな爆発音とともに火災」がおきたのが3月15日、2号機の圧力抑制室が破損したのが3月15日。放射能が大量に拡散していた時期に、SPEEDIは計れなかったわけです。
記事には地図がでていて、高積算値だった場所と積算値が記載してあります。
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